5年前に初めて宮古島を訪れたときは、

この目の前のホテルに滞在したのだけど、

ここが最も由緒ある格式の高い御嶽ということを知らなかった。





 

 

漲水御嶽には興味深い伝説があります。
それはこんなお話。

 

ある美しい娘が突然妊娠してしまいます。


娘の両親は相手は誰なのか問い詰めると、
娘は名も知らぬ美青年が忍んでくるのだと言います。

両親は針に長い糸をつけて、
男が訪れた時に髪の毛に刺すようにいいつけました。

 

男が去っていった日の朝、

両親が糸をたどっていくと漲水御嶽の洞窟につきました。

そこには首に針が刺さった大蛇がいました。

 

その夜、美しい青年は娘の夢に現れて言いました。

 

「私は島を作った古意角である。
お前は守護神である3人の娘を生む。
娘たちが3歳になったら漲水御嶽に参れ」
 

娘たちが3歳になった時、漲水御嶽に詣でると、
3人の娘は現れた大蛇の首、腰、尾に抱きつきました。
娘たちは漲水御嶽の中に入って姿を消し、
以後島の守り神となったそうです。

 

これは民俗学で言う典型的な

蛇婿入り(異類婚姻譚)です。

犬、猿などの型もありますが、
蛇が男に化身し人間の娘と契る話は全国各地に伝わっています。

中でも針と糸で行方を突き止める話は、
針糸型と言って『古事記』『日本書紀』にも登場します(蛇の正体は大物主:おおともぬし) 。



このお話し…奈良の大神神社を思い出しました。

 



 

 

愛される“心”のつくりかた