春馬さんが2歳の時に起きた事件だ。
もし、真実が明るみになっていたら、春馬さんは、いま、尊厳を守られて、自分の生きたいように生きていただろうと思う。
フォローさせていただいている方が、当時公表されていた尾崎さんの写真をアップしてくださった。
当時、私は若かったのだが、ひとまわりも歳上の友だちが、尾崎さんのファンのつどいに出ていた。とても生き生きしていて、楽しそうだったことを思い出す(尾崎さん不在の哀しみを共感できる人と会うことでも、ホッとしたのだろう)。
数年前のことだ。
友だちの家でテレビをぼっと観ていたら、(私はテレビを持っていないので)、尾崎さんの息子さんのドキュメンタリーが流れていた。
息子さんがうたっている。
残念なことに、何も私には響いてこない。
なぜ、このようなむごいことをするのだろうかと思った。この若者ひとりで実現する企画ではないだろう。母親が関わって作られたのではないかと想像した。
今年は、尾崎さんの没後30年だという。
すると今度は、その息子さんの母親がブログか何かを始めたという情報が流れてきた。
30年目の真実を語っているのだろうか。
息子さんのドキュメンタリーが、私には痛ましく、ここには触れたくなく、尾崎さんのファンで、真実を明るみにしようとしてきた安堂裕二さんという方の動画を拝見した。
さすが、十代からの尾崎さんのファンさん、尾崎愛があふれていて、なるほど、こういう証言があるのか、という説得力があった。
尾崎さん事件、国会議員の石井さん暗殺事件、春馬さん事件を見ていると、関係者の中で、真実を明るみにしたくないものたちは、黙ったり、解明のために動かなかったり、ウソを言ったりしていると思う。
この安堂さんは、尾崎さんがなぜ亡くならねばならなかったかを、自分の保身とは無関係に追求できている。ファンの立場だからだ。
何本かの動画を観て、私は、以下のようなことがわかった。
尾崎さん事件の起きた深夜のこと。
尾崎さんと共にいた人の証言が、動画から流れる。この人は自分が疑われたくないという思いで、安堂さんに説明している。
安堂さんの感想は、多量の覚醒剤を尾崎さんが飲まされた場所がどこかを明らかにすると、そこに同席していた自分も疑われるから、そこをあやふやにしていると。
安堂さんのブログも拝見した。
尾崎さんの死因を検死官に伝える支倉逸人さん「(死因は)覚醒剤中毒」。
すると、検死官はこの真実をふせて、「直接死因は肺水腫」とだけ、公表する。
尾崎さんのお兄様の尾崎康さんは、尾崎さん事件の刑事に「捜査中止」と伝えられる。
尾崎さんの本を出版した永島雪夫さんを、尾崎さんの妻の方は告訴して、裁判になった。永島さんは敗訴したが、本は出版停止にならなかった。
尾崎さんのお父様の苦しみがある。
尾崎さんの妻の方は、ある人にだまされているから、自分が守らねばと思ったという。
尾崎さんは2つの会社を持っていた。自分の著作権すべての管理をしていて、お父様は役員だ。
三回忌を終えた後、尾崎さんの妻の方から、尾崎の苗字も変えたいし、会社も新しい役員人事にすると、お父様に事後報告があった。尾崎さんのひとり息子さんにももう会えないという。
これから、何年か、渡米するのだとも。
安堂さんは、尾崎さんの妻の方の動きを不審に思い、そのことを新聞に書いた。
すると、妻の方はあわてるようにして、会社の登記変更をやめたのだ。
お父様の話では、尾崎さんは妻の方と離婚するつもりで交渉していたが、妻の方からの億単位の慰謝料の捻出に難儀していたという。
何としても息子さんと一緒にいたいので、お父様にも協力を願っていたという。その矢先の死であった。
ここまで読んで、ウソをいう必要のない人は、安堂さんと、お兄様と、お父様だと思った。
この3人は、尾崎さんの死の真相を明らかにしたいと思っている(お父様は、尾崎さんの妻の方さえも守らねばと思っていらした)。
真実を明るみにするのは、長い闘いだ。
けれど、尾崎さんや、石井さんや、春馬さんに共感する人には、苦しいけれど、歓びでもあるだろう。
尾崎さんにも、石井さんにも、春馬さんにも、自由に生きて、尊厳が守られて、唯一無二であり続けてほしいという願いがあるからだ。