あまりにも春馬さんがひどい目にあっていて、許しがたいことがある。

春馬さんは、他者に迷惑をかけることを、誰よりも嫌った人である。

自分で初めて演じたいと思い、挑戦した「キンキーブーツ」のローラ。

春馬さんは、懸命に演じたけれど、心身がついていくことのできなかった、TV番組の準主役。

この、対極にある役柄は、春馬さんが、自ら中断したのでない。

前者は、歳を重ねながら、演じ続けたいと願った役。

後者は、当時の心身では続けられないと思っていた役ではなかったか。

それにも関わらず、春馬さんがいなくなったんだから、しようがないよね、といった制作側の責任転嫁を感じるのだ。

他の問題についても、春馬さんを直接非難する人たちもいた。

非難されるべきは、春馬さんの窮地を、見て見ぬふりした人たちでしょう。

春馬さんに窮地を救われた人たちは、たくさんいる。そのなかの、一人でも、春馬さんの力になってほしかった。

暴力の被害にあうと、みずから、動けなくなるのだ。春馬さんの心身が回復するまで、代わる代わるでもいいから、助けてほしかった。

素の春馬さんは、甘え上手だ。かたくなに、他者を拒む人ではない。

重ね重ね、春馬さんが生きた環境の貧しさを思う。
それは、私たちおとながつくった社会だ。

だから、変えていきたい。
春馬さんが、自由に、よろこびに満ちて生きていける社会に。

春馬さんが守りたい子どもたちが、犠牲になることのない社会に。