廃用身とは、
脳梗塞などの麻痺で動かなくなった、
回復することのない手足を指す医学用語です。
主人公である漆原医師が、
廃用身を切断することによって、
患者と介護者の負担を軽減する
という画期的な新療法を思いつくところから、
話は始まります。
Aケアと呼ばれる
この新療法は、
小説とは思えないリアリティを持って迫ってくる。
老老介護
介護者からの虐待
邪魔者でしかない自分と、
自分の体
「死にたい」願望を持つ老人
「親からもらった体を切り落とす」ことへの
嫌悪感
弱者である老人への優越感に裏付けされた
「優しさ」
固定化した集団内における
意思決定の危険性
世論という名の狂気
書いてるだけで
気が重くなってきた…(-_-;)
横暴だった夫が寝たきりになって、
今までの仕返しとばかりに
家族から虐待を受けるというエピソードを読んで、
昔読んだ小説を思い出した。
虐待がすごくグロくて、
強烈な嫌悪感を私に残したのだけど、
作者も作品名も思い出せない。
あまりにも強烈で、
脳が封印してしまったのかな?
気になる…。
