中学生のときの社会科の授業で

教科書に与謝野晶子の「君死にたもうことなかれ」が載っていました。

先生「これ誰か読んでください」

うっかり先生と目を合わせてしまった私に

先生は「はい、Kさん 読んでください。」と。

私は立って読み始めました。

・・・・・・・・・・・・・

途中まで読んできたとき

喉に熱い塊がつまってきて読めなくなりました。

みんなもシーンとしていました。

あのときの教室の静寂さは忘れません。

 

戦地で命を落とした父親のこと

空襲で焼け死んだ母親のこと

栄養失調で死んだ弟妹のこと

安否の分からない友達のこと

溢れんばかりの悲しみがみんなに覆いかぶさっていました

 

先生は何も説明せず

静かにページをめくりました

私たちに説明は必要無かったからです

 

“ひとを殺せと教えしや”

親は刃物を握らせて
人を殺せと(あなたに)教えましたか?(そんなはずないでしょう。)
人を殺して自分も死ねといって
(あなたを)24歳まで育てたのでしょうか?(そんなはずないでしょう。)

与謝野晶子「君死にたまふことなかれ」 全文 | 文系の雑学・豆知識 (culturebeanz.com)

 

君死にたまふことなかれ   
旅順口包圍軍の中に在る弟を歎きて
   與 謝 野 晶 子

 

あゝをとうとよ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば
親のなさけはまさりしも、
親は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。

 

堺(さかひ)の街のあきびとの
舊家(きうか)をほこるあるじにて
親の名を繼ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
旅順の城はほろぶとも、
ほろびずとても、何事ぞ、
君は知らじな、あきびとの
家のおきてに無かりけり。

君死にたまふことなかれ、
すめらみことは、戰ひに
おほみづからは出でまさね、
かたみに人の血を流し、
獸(けもの)の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこゝろの深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。

 

あゝをとうとよ、戰ひに
君死にたまふことなかれ、
すぎにし秋を父ぎみに
おくれたまへる母ぎみは、
なげきの中に、いたましく
わが子を召され、家を守(も)り、
安(やす)しと聞ける大御代も
母のしら髮はまさりぬる。

暖簾(のれん)のかげに伏して泣く
あえかにわかき新妻(にひづま)を、
君わするるや、思へるや、
十月(とつき)も添はでわかれたる
少女ごころを思ひみよ、
この世ひとりの君ならで
あゝまた誰をたのむべき、
君死にたまふことなかれ。

 

 

 

 

人類は

この哀しみを繰り返す気なのでしょうか

人類は

この悲しみに未来永劫つきあう気なのでしょうか

だとしたら…

この世の笑顔は全部ウソです

 

どこかで戦争をしているかぎり

誰も幸せにはなれません

 

そんな思いで今日も一日が始まりました

#戦争反対

#NOWAR

#反核

#NONUKES

#原発ゼロ

#ウクライナに平和を