◆犯罪者になりやすい三つの要素
今月の「心理学講座」です。
「あの人が憎たらしくて、いっそのこと殺してしまいたい」
そう考えても、皆が皆、実際にその人に暴力をふるうわけではありません。一体、暴力をふるうかどうかの分かれ道はどこにあるのでしょうか。
犯罪心理学の越智啓太教授(法政大学文学部)によると、傷害や単発の衝動的な殺人事件(単純殺人事件)を起こしやすい人には【三つの重要な要素】があると仰っております。
★怒りをためやすい人
例えば、電車で足を踏まれた際に捉え方が様々あります。
①「こんなに混んでいる日に電車に乗らなければ良かった」
②「あいつはわざと足を踏んだんじゃないか」
他人の精にしやすい人で怒りを感じやすい人だと言えます。
さらに、瞬間的に怒りが沸いても、すぐに「まあいいや~」と気をそらすことで怒りを抑える人もいますが、中には怒りを大きく育ててしまう人もいます。
そういう人は、怒りを感じたことについて頭の中でぐるぐると考え続けます。すると、先ほど感じた怒りが過去の怒りと結びついて、怒りが増幅してしまうのです。
このように、怒りを感じやすく、しかも怒りを増幅させやすい人は、普段から怒りをため込みやすいのです。
★衝動的な人
感情的になり、反射的につい動いてしまう。
★抑制がきかない人
瞬間湯沸かし器のように怒りを感じたら、すぐに暴力をふるってうっぷんを晴らそうとする人。
これらの三つの要素を抱えるようになるのは、生まれつきの気質と置かれた環境が原因だと越智教授は話します。
しかし、これらの原因は複雑にからみあっており、暴力をふるいやすい気質をもっていたとしても、その人の置かれた環境で強くなったり、弱くなったりします。
★越智教授曰く
「例えば、家族がいれば守るものが多いため、それだけ抑制力が強くなります。将来の夢や希望がある場合も、今ここで沸き起こった衝動に負ければ、将来が台無しになると分かっているので、衝動的な行動を思いとどまります。さらに、忙しい人も犯罪を起こしにくいです。忙しいと、ここでわざわざトラブルを発生させたくないと考えるからです」
なお、抑制する力が強くても犯罪を起こすケースもあります。例えば「サイコパス」のケースです。それは次回に・・![]()
(参考書籍)ゼロからわかる心理学(別冊ニュートン)
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なお、先ほど【不思議な話あれこれ】に伊勢神宮にまつわる不思議な話を投稿しましたので、お読みになってください。
それでは~![]()
★過去記事
イキ過ぎた思想で起きた日本の凶悪事件(たっくーさん)





