Gはスクリーンに図形を映し出し、再び話し始めた。
「その通り。この図形は、双方向のベクトルを確立することができる。はじまりと終わりを同時にあらわし、すなわち、時間も空間も超越している。〇の真ん中の『・』は、中心に集まってくる収束点であり出発点でもある。
丸十字と「わたしはアルファであり、オメガである」(2017/1/24)
そして、中心点から光が放射状に拡がり空間が生まれた。宇宙の第一原因としての一点、すなわち〇に打った点は、宇宙開闢を表していると言っても過言ではないだろう」
Gはスクリーンに映った図形をどんどん拡大させて、点の中心にさらに点を打ち続ける。そして、ベクトルを反転させ、画面をどんどん縮小させて、『〇』が『・』のように小さくなり、その外側に〇を描き続ける。『〇』と『・』が永遠に追いかけっこをするように、ミクロとマクロのベクトルを繰り返し、円錐状の光の空間を進んでゆくように見えた。
胎蔵界曼荼羅
(マヤ)
「こんな単純な図形に・・・宇宙創造の仕組みが含まれていたなんて。『〇・』は、羅針盤の構造そのものですよね~」
(ガイドG)
「その通り。双方はモードが違うだけで同じものを指している。構造的な話をすれば、夢や人類の集合意識というものには、幾何学的なパターンがあり、マンダラのような構造になっている。集合意識が描く幾何学的なパターンを知ることによって、他者の言葉や外界の出来事に翻弄されることなく、一人ひとりが内なる叡智に触れることができるのだ。
例えば、この羅針盤の形状を使って説明しよう。
まず、羅針盤の八つの球体その一つひとつに意識をチューニングしてみなさい。そして、八つの球体を束ねた、中心の球体へ意識を収縮させ・・・最後に、全体を包括する球体に意識を拡大する。すなわち、個であり全体、全体であり個、という視点へと導いてくれるだろう」
羅針盤が描くマンダラ構造について、集合意識に刻まれている幾何学的なパターンを見せながらGは解説をしてくれる。それはまるで変化を続ける万華鏡のように、色とりどりの光を放ちながらシンメトリーのパターンを形成してゆく。
小さな破片が全体を彩り、全体が小さな破片に収束されているようにも見えてきた。この羅針盤の構造自体が、夢や集合意識と関連があったなんて思いもしなかったが、視覚的にはそのつながりを感じることができた。
(ガイドG)
「さらに言えば、〇の中心点でなにを発するかが真に問われている。整合性のある言葉をハートの中心から発したまえ。それには、言葉に敬意を払い、言葉を尊重し、言葉を大切にすることだ。
この宇宙には、夢の中の言語である魂の言語、すなわち創造の言語というものがある。宇宙の創造に自らの意志で加わるためには、創造の言語をハートの中心から発し、自在にコントロールできるようになりたまえ。言葉には固有の図形があり、言葉にはリズムがある。
数字、図形、色、音、香り。これらの言葉を整合化させ、常に変わらずハートの中心から発信すること。宇宙の法則に則り、言葉を本来の姿に戻すこと。これらの創造の叡智は地球人類が持っている生来の権利でもある。
これから地球人類は、1万3000年前の秘密を解くことになるだろう。今までの人類に欠けていたもの、秘密にされていたもの、隠されてきたもの、それは創造の言語である。
時を超え、場所を超えても、朽ちることのない創造の言語を思い出し、永い眠りから醒めて一人ひとりが創造に参加することだ。目醒めた意識に到達すれば、『22』を超え大いなる存在になるだろう。それには、自我を消滅させ、宇宙の創造『それ』そのものになることだ」
どこまでも響き渡るような声で、Gは高らかに言い放っていた。
以上、「宇宙の羅針盤(下)」より転載しました。
これをもって、辻麻里子さん(2017年宇宙に帰還)の著書「22を超えてゆけ」「6と7の架け橋」「宇宙の羅針盤(上下)」からの転載を終了します。
このタイミングで彼女の著書を読むことができたことに感謝いたします。辻さん、宇宙船の窓から見た現在の地球の様子はどんな感じですか?![]()
![]()





