≪東南から入り北西に流れる『勇』≫
(布施)
東から入ってくる勇の地流気はどういう動きをするのですか。
(秋山)
それは巽(東南)の方角から入ってきて、乾(北西)の方角に抜けることになります。今度は巽をいかに自由なイメージにしておくか、です。乾を玉でエネルギーをチャージできるようにしておくということも重要になります。東から西へのエネルギーっていうのは常に丸いものにチャージされます。だから乾の方向に丸いものを置くといい。
方位・方角より拝借
(布施)
たとえば円い鏡を置くといいのですね。では、西に円い鏡を置くのはどうですか。
(秋山)
西に置くと、チャージされるエネルギーは小さくなります。西よりも『勇』の出口に近い蛇行している場所に置くといいですね。だから北西に丸いものを置くのはいいのです。
(布施)
東からの地流気は蛇行して南東から入ってきて西側に流れて北西から出て行くのですね。だからそこに丸いものを置いてチャージする、と。
(秋山)
三種の神器って、北を表す剣と、南を表す炎の形の勾玉があって、あと鏡は太陽光を反射してキラキラ輝くので西を表します。ところが、東の方角だけは何も置かないんですよね。つまり東から入って来るものがあることを知っていたので、開けていたのです。
東を開けるという考えは、フリーメーソンにもあります。他の方位には全部マスターがいるのですが、ある一方向だけは開けるんです。それは実際の太陽のアイテムになるからです。
(布施)
なるほど。東から流れてくるエネルギーを大変重視していることの表れですね。太陽とともにやって来るエネルギーを家の中に取り込もうとした古代人の知恵がそこにあったわけですか。
ところで、南半球と北半球では地流気の流れは違うのでしょうか。障害物に当たると左から回り込むのか、右から回り込むのか、とか。
(秋山)
風呂の栓を抜くと南半球と北半球では、水が渦を巻く方向が違いますからね。現時点では南半球も北半球も地流気の流れは同じかなという感じもするけれど、それは実験してみないとわからないですね。
(布施)若干地域性も加味しなければならないわけですね。
(以下略)
≪イズとミズに隠された日本の性質≫
(布施)
地球のエネルギーを見る場合、地域性を加味しなければならないとのことですが、『古事記』の国生み神話がまさにその異なる地域性の戸惑いを表しているような気がします。イザナギとイザナミは、天の御柱(あまのみはしら)を右回りに進むか、左回りに進むかで最初失敗してしまいます。この話から何か分かりますか。
沼島の上立神岩(別名・天の御柱 2015/12/4撮影)
(秋山)
イザナギとイザナミはまさに陽と陰のエネルギーを象徴しています。それはイズとミズでも表されますが、イズは陽、ミズは陰です。日本神道的な陰と陽の言い方です。
日本ではイズを好むんです。つまり、男性性を優先させて陽を好むし、そして奇数を好みます。結婚式では縁起物だから3万円を包むとかも、奇数優先の思想があるからだと思います。2万円は分けられるからだめだとか、ね。
でも本来、なぜイズが優先されるようになったかというと、元々日本の土地自体が母性的で、陰だからです。
(布施)日本は陰なのですか。
(秋山)
土地自体は陰です。だから陽を強めることでバランスを取っているんです。
(布施)日本は陰の土地なら、陽の土地とはどこですか。
(秋山)南米などは、元々ものすごく陽気な場所です。
(布施)いわゆるラテン系?
(秋山)
そうなります。南国とかね。赤道直下の国が多いです。日本は島だし、赤道に近くないから、基本的に陰になる可能性が高いんです。(以下略)
(布施)北米なんかは、やはり陰になってしまうのでしょうか。
(秋山)
そうですね。北米は陰が強いかもしれません。だから逆にそういう場所では陽の儀礼が流行るんです。
(布施)北米の陽の儀礼とは具体的に何ですか。
(秋山)
たとえばカナダ・インディアンの儀礼です。あるいは元々エスキモーが持っている儀礼なども陽の儀礼だと思います。だから北米に行くと、日本のカラス天狗のお面のようなものとか、日本の信仰物に似ているものがたくさんあります。
日向のひょっとこ夏祭り(ダイドードリンコ日本の祭り)
ひょっとこみたいなお面もあります。ひょっとこというのは、火を吹く男のことですからね。つまり火に風を与えて火を熾す火男のことを『ひおとこ』、それで『ひょっとこ』となりました。まさに陽の儀礼なんです。
花を好んだりする陽の儀礼もあります。バリ島は陰の土地なんですが、花でお祓いをしたりします。島は陰になりやすいんです。あと、土地が限定されていて人が多いところって、陰気が溜まるんです。そのため、より陽を求めるようになります。
(布施)
その儀式の話ですが、記紀神話では聖なる柱の周りをイザナギとイザナミが左回りと右回りでそれぞれ回って、柱の向こう側で再会します。
その時に女性神であるイザナミから声をかけたので失敗した、そこで次に儀式をした時に男性神のイザナギから声をかけたから成功したという話が出てきます。陰の土地や陽の土地と関係がありそうですね。
(秋山)
天の御柱ね。まさしくその話です。この土地は陽を強くしなさい、と言っている話なんです。日本は土地が陰だから陽を強めなさいということです。(次回へつづく)
「あなたの自宅をパワースポットにする方法:秋山眞人・布施泰和」より転載





