< 登場人物 >

指輪 根本沙代 ・・・ Y高校3年生 春には専門学生


王冠1 森田柊也 ・・・ 沙代の元カレ K音大にすすむ


宝石ブルー 佐々木修平 ・・・ 柊也とは長年の友 畜産関係の仕事が夢


宝石緑 村上康太 ・・・ 成人した(村上)沙代の2歳上の夫 美容師


宝石紫 村上海晴 ・・・ 沙代と康太の娘 2歳


< 今までのストーリー >

「1」  「2」  「3」  「4」  「5」  「6」  「7」  「8」  「9」  「10」


「11」  「12」  「13」  「14」  「15」  「16」  「17」  「18」  「19」  「20」


「21」  「22」  「23」  「24」  「25」  「26」  「27」  「28」  「29」  「30」


「31」  「32」  「33」


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~~~過去のスクリーンの映像~~~

カラオケBOXでパフェを食べ、少し歌も歌い、残り時間を消化した沙代と修平は、

待ち合わせ場所にしたY駅近くの小さな公園のブランコに座っていた。

夕刻のせいか、待ち合わせ時間だった昼間、遊んでいた子供達の姿はもうない。

沙代の隣で、しばらく静かにブランコに揺られていた修平は、動きを止めると、

「 ねぇ、沙代ちゃん。

  あさっての卒業式を最後に、オレらはバラバラになるね。 」

「 ・・・そうだね。

  みんな、進路が違うし・・・。

  私の行くR美容師専門学校は都内にあるから、

  この機会に実家を出て、学生寮から通うことにしたの。

  クラスでも親元を離れて、県外に出る子は多いみたいだし・・・。

  ホント、バラバラになっちゃうね。

  あっ・・・柊也は、そのまま自宅から通うの?

  K音大って、県内にあるでしょ? 」

「 柊也の行くK音大は、同じ県内にあっても、実家からは遠いからって、

  アパートを借りたらしいよ。

  それにアイツ、早くからの自立を望んでいたし・・・。

  将来、爺ちゃん、婆ちゃんを養える精神力をつけたいんだって・・・。 」

「 ・・・・そうなんだ・・・。

  じゃあ・・もう本当に会う機会もなくなるんだね。 」

2人の間に、しんみりとした空気が流れたが、思い切るように修平が言った。

「 沙代ちゃん・・・。

  さっき言ったオレの希望することって・・・。

  オレが言うのも、あつかましいんだけど、

  単刀直入に言うね。 」

「 ・・うん。 」

ーー修平くんが言おうとしていることって・・・。

沙代には、彼の言おうとしていることがわかっていた。

修平は誰よりも、柊也のことを理解している・・・だから・・・。

「 ・・・柊也と・・・やり直してほしい。

  ごめん・・・やっぱりあつかましいね。

  今日、オレが柊也のことを話すのを承知で、沙代ちゃんが来てくれたこと、

  正直にホッとしたんだ。

  もしかしたら、まだ脈があるんじゃないかって・・・。

  ただ、それだけのことで、脈があるかな・・・だなんて、

  オレも甘ちゃんな上に、お節介野郎だけど・・・。 」

「 ・・・うううん、柊也は幸せ者だと思う。

  修平くんみたいな友達がいて・・・。 」

沙代は心から、そう思った。

「 ありがとう・・・オレにとって、アイツは大切な存在。

  本音でぶつかり合える。

  ダテに小学生の頃から、腐れ縁やってきた訳じゃないしな。 」

修平は笑うと、

「 だからアイツを見てるとわかる。

  まだ沙代ちゃんを好きだって・・・。

  間違いない。 」

「 そんな・・・まさか?!」

思い掛けない彼の言葉に、沙代は動揺した。

「 さっきも言ったけど、沙代ちゃん次第・・・。

  嫌なら、無理強いはしないよ。 」

「 ・・・・修平くんの気持ち、わかった・・。

  でも・・あさっての卒業式まで考えたい。

  私・・・今の自分の気持ちが、よくわからないの。

  すぐに答えを出せなくって、ごめんね。 」

「 いいよ、まだ時間あるし、それまで納得がいく答えを出したらいいと思う。 」

「 うん、ありがとう・・修平くん。 」

2人は顔を見合すと、微笑み合った。

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~~~村上康太・27歳~~~

途中の渋滞には巻き込まれたが、無事にS総合病院に到着した康太は、

受付に妻の沙代のことを告げると、すぐに佐伯医師のもとへと案内された。

そこで彼女の検査結果を聞いた後、処置室へと向う康太に、

いつの間にか忘れていた感情が湧き上がった。

ーーオレの ”計画” は今じゃなくってもいい。

   時期になんて、こだわっていたオレがバカだった。

   独身の頃は自分を向上させるために、

   歯を食いしばり、ガムシャラに頑張ってきたけど、

   今、オレは一人ではない。

   守るべき愛する者たちを、幸せにしたいからこそ、

   その思いが原動力になり、頑張れる今のオレがいるんだ。

   だから、これから先も、オレは頑張れる・・・。

   諦めなければ ”計画” だって、きっといつか現実になる。

   オレにとって何よりも大切なのは沙代・・・海晴・・・オレの家族・・・。

   沙代や海晴がいるから、これまでだってオレはやっていけた。

   2人には感謝しなくっちゃな・・・それと・・・。

康太は微かに笑った。

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< つぶやき > なかなかイン出来ず、かなり焦っての更新直前記述あせる


修平の望み ・・・ 柊也と恋人としてやり直す。


沙代にとっては、即答できない迷いがあるみたいです ヽ(;´Д`)ノ


進路が別れてしまうことや、彼に対する自分の気持ちなどなど ・・・。


さてさて ・・・ そういえば、沙代の検査結果ってはてなマーク (@ ̄Д ̄@;)


康太の様子から、いったい、どんな結果だったのか、気になるとこです ( ´艸`)


TSUBASA