登場人物 ![]()
山下美生 ・・・ K音大3年生 ピアノ専攻
背が高い 童顔 可愛い系
料理上手 花が好き
森田柊也 ・・・ 3年生 バイオリン専攻
ひょうきん 背が高い 整った顔立ち
母親を4歳で亡くす
中垣忠雄 ・・・ カフェ・クレッシェンドでピアノを弾く
昔、プロのピアニスト兼、K音大ピアノの講師
柊也の母親・響子とは不倫関係だった
マスター ・・・ カフェ・クレッシェンドを経営
お喋り好き 人懐っこい
コーヒーを淹れることやラテアートが上手
森田響子 ・・・ 柊也の母親
K音大生だった
中垣を生涯、愛した
今まで の お話し ![]()
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美生は、父親である中垣に会う決心を固めた柊也と、
一緒にカフェ・クレッシェンドへ向った。
運転をする柊也は終始無言だった。
ーー柊也は初めて自分のお父さんに会うんだものね。
柊也の存在を知らないという中垣さんに、
息子だって認めてもらえるのか、不安もあると思う。
だから私が柊也を全力でフォローして支える。
彼の横顔を見ながら、美生自身も固く誓った。
カフェ・クレッシェンドに到着すると、
柊也は車をカフェ専用の駐車場に駐車させた。
彼の心境を察した美生は、心を落ち着かせようと、
「 大丈夫だよ・・・柊也。
私が柊也に寄り添う。 」
「 美生・・・・。 」
しばらく運転席で、じっとしていた柊也だったが・・・。
「 行こう・・・美生が、こうして寄り添ってくれるから、
オレは、ここまで来る事ができたんだと思う。 」
「 柊也・・・。 」
「 オレは大丈夫だよ。 」
笑顔の柊也に、美生はホッとしていた。
午後4時過ぎ。
カフェ・クレッシェンド内は、ランチ時間のピークを過ぎたせいなのか、
先程まで長居していた常連客が帰ったばかりで、
店内に客は誰もいなくなっていた。
「 中垣さん!
休憩しようか?
いいコーヒー豆をとってあるんだ。 」
楽譜を眺めて、夕方の演奏タイムでの曲の選曲を考えていた中垣も、
「 マスター、ありがとう。 」
笑顔で応じた。
「 中垣さん、今日は調子が良さそうで、安心していたんだよ。
この前までは、具合が悪かったし・・・心配してた。
ちょっと待ってて。
”準備中” の札をドアに下げてくるから・・・。 」
中垣を待たせ、マスターが弾んだ足取りで、札を下げに店の外に出た途端、
「 マスター、こんにちは! 」
柊也を引き連れた美生が目の前に立っていたので、
「 おっ・・・・美生ちゃんか・・・。 」
マスターは突然の来訪者に目を丸くすると、
「 実家では、ゆっくりできた? 」
「 はい、お陰さまで・・・家族とも沢山話しができました! 」
美生は笑顔で答えた後、
「 マスター、今が休憩時間なのを承知で来ました。
中垣さんに用があるんです。
ちょっと・・・中に入ってもいいですか? 」
美生がドアの向こう側に目をやりながら尋ねると、
「 そう・・・別に構わないよ!!
今日はお友達?彼氏かな?・・・一緒に連れて来てくれたんだね!
あっ・・・もしかすると美生ちゃんとアンサンブルしてるパートナーの子? 」
返事の代わりに会釈をする柊也の顔を、マスターはマジマジと見つめると、
「 だいぶ前にも、ここに来店してくれて、カウンター席に座り、
うちのグランドピアノを興味深く眺めていたね・・・キミは・・・? 」
「 はい。
2年前の冬に、一度ここに来ました。 」
「 うん・・・確かに・・・そうだったね!
キミは、ワタシの ”昔の知り合い” に似ているものだからね。
印象に深く残っていたんだ。
キミが美生ちゃんと知り合いで、またこうして会えるだなんて・・・。
何かの縁なのかもしれないな。
ところでキミの名前は? 」
マスターが興味深く柊也の顔を見ながら、彼の名前を聞いた。
「 ・・・森田・・柊也・・・といいます。
”柊也” は、柊(ひいらぎ)という字に、也(なり)です。 」
「 ”森田柊也” ・・・ ”森田” ・・・ ”柊也” ・・・?!
これは偶然?
いや?偶然とは思えない・・・。
それに柊也くんは、響子ちゃんによく似すぎている・・・。 」
マスターは独り言のように呟くと、
「 美生ちゃん・・・ワタシは今、やっと、
中垣さんのピアニストネームを思い出したよ。
キミたちは中垣さんに ”特別な用” があるみたいだね?
外はまだ暑いし・・・さぁ、中に入って!! 」
マスターは感慨深い顔をすると、2人に中に入るようにと促した。
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< なん作家のつぶやき >
とうとう柊也は、父親である中垣忠雄に会う事になります。
この辺から、なん作家も書く時、苦労が多かったです (;^_^A
柊也の顔を見たマスターは、”昔の知人” と柊也を重ね合わせ、
”森田” という苗字と ”柊也” という名前で、
どこかピンときたようです ∑ヾ( ̄0 ̄;ノ
次回はご対面です ヾ(@^▽^@)ノ
中垣の反応は如何に![]()
今日もご愛読、ありがとうございました m(_ _ )m
なん作家 Yu