ダッフィー 登場人物 ダッフィー


ミッキー 山下美生 ・・・ K音大3年生 ピアノ専攻

             長身で童顔

             料理上手 ボーダー柄が好き


ミッキー 森田柊也 ・・・ 3年生 バイオリン専攻

             ひょうきん 話題が豊富だが口が過ぎることも・・・。

             出生に大きな影を抱えている


ミッキー 山下千春 ・・・ 美生の義姉であり、兄・礼司の妻

             大学院生

             科学者を志す


ミッキー 中垣忠雄 ・・・ 昔はプロのピアニスト

             温和で、とても優しい

             過去に謎が多い

             柊也の父親の可能性がある


ミッキー 森田響子 ・・・ 昔、カフェ・クレッシェンドで、ピアノのバイトをしていた

             中垣からピアノを教わっていた

             柊也の母親 20代半ばの若さで他界



デールダッフィー 今まで の お話し デールダッフィー


「プロローグ」


「1」  「2」  「3」  「4」  「5」  「6」  「7」  「8」  「9」  「10」


「11」  「12」  「13」  「14」  「15」  「16」  「17」  「18」  「19」  「20」


「21」  「22」  「23」  「24」  「25」  「26」  「27」  「28」  「29」  「30」


「31」  「32」  「33」  「34」  「35」  「36」  「37」  「38」  「39」  「40」


「41」  「42」  「43」  「44」  「45」


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

             

「 美生ちゃん、顔色が悪いよ。

  大丈夫? 」

「 うん、大丈夫。

  こんなことまで話すつもりはなかったんだけど・・・。

  もちろん彼とは、うまくいっているの。

  でも・・私、一人では同道巡りばかりしていて、抱えきれない・・・。 」

「 美生ちゃん・・・。 」

「 彼の名前は、森田柊也っていうの。 」

「 えっ?・・・・シュウヤ?! 」

「 柊(ひいらぎ)に、也(なり)で柊也・・・。 」

「 ・・・・そう・・・・柊也・・・くん・・・。 」

”柊也” という名前に、千春は奇妙な偶然を感じた。

ーー”柊也” ・・・これは単なる偶然でしかないの?

   ”あの人” の名前と同じ・・・。

彼女が思いあぐねいていると、

「 これから私が知っている彼のことを、全て話すけど、

  千春お義姉ちゃん、聞いてくれる? 」

「 うん・・・いいよ。 」

千春が承知すると、美生は頭の中の整理をしながら、順を追って話し出した。



<柊也本人のこと>

  柊也は同じ3年生ではあるが、美生よりも一つ年上。

  3歳の頃からバイオリンを習い始める。

  昨年、1年間ドイツ留学をした。

  泳ぎが得意、苦いコーヒーが好き。

  ライフセーバーの資格を持ち、救護の知識、経験がある。

  子供が好きで、保育士を目指していた時期もあった。

  将来は祖父母の会社・森田楽器を継ぐ。

  性格は明るく、ひょうきん、自然体。

  大きな声で気持ちよく笑う。

  思っていることをストレートに言葉にしてしまったり、

  口が過ぎる部分があるが、話題が豊富で尽きない人。

  その反面、寂しげな影も持ち、それを表に出さないように、

  周りに気を遣う部分も持ち合わせている。



<柊也の出生のこと>

  昔、柊也の母親・響子は、K音大生だった。

  K音大生時代、響子は誰かと不倫をしていて、

  大学を辞めて柊也を産んだ。

  彼は私生児。

  父親には会ったことがない。



<母親・響子のこと>

  凛とした美人だったらしい。

  ”夜想曲” が好きで、小さい頃の柊也に、よく弾いて聴かせていた。

  そのせいか柊也も ”夜想曲” に強く関心を持つ。

  柊也が4歳の時に病気で他界。

  柊也は祖父母に育てられる。



<先日の出来事>

  美生がカフェ・クレッシェンドでランチをしようと柊也を誘ったが、

  そこで演奏をするピアニストの名前を ”中垣忠雄” と告げた途端、

  彼の様子や顔色が一目でわかるくらいに、変わったことや、

  ”今、その人に冷静に会えない” と柊也が言っていたことへの疑問。

  


美生の話しを、ずっと黙って聞いていた千春は、小さく吐息を漏らすと、

「 ねぇ・・・美生ちゃん。

  私、美生ちゃんの話しを聞いていて、

  偶然では片付けられない何かを感じたの。

  う~~ん・・・何て言ったらいいんだろう?・・・運命みたいなもの・・・。

  美生ちゃん、柊也くん、彼のお母さん、

  それに美生ちゃんがGWの時に話してくれたピアニスト・中垣さんも・・・。

  みんな ”夜想曲” を囲んで、それぞれに強い思い入れを持っている。

  これって不思議に思わない?

  それと・・・美生ちゃんは、GWの時に言っていたよね?

  中垣さんが愛した女性も ”夜想曲” が好きだったって・・・。

  私・・・なんだか引っ掛かるの。

  そう思った理由は、もう一つ・・・。

  それは ”柊也” という名前のことなの。

  さっき美生ちゃんの彼の名前が ”柊也” だと聞いて、

  私、すごく驚いてしまって・・・。 」

そして千春は何かを迷っている様子だったが、思いきって口を開いた。

「 美生ちゃん、私ね。

  実は、この前、中垣さんのことをパソコンで検索に掛けて調べたの。

  そのことを礼司に話したら、

  美生ちゃんには言わない方がいいだろうと言うから、

  私も黙っているつもりでいたんだけど・・・。 」

訳がわからない表情をする美生に、更に千春は声を潜めると、

「 食べ終ったら、すぐに、ここを出よう。

  車の中で話しがしたいの。

  あんまり人には聞かれたくない内容だから・・・。 」

彼女の言っていることに、尋常でないものを感じた美生は、

不安な表情を隠せないままに頷いた。


◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


< なん作家のつぶやき >


今日の46話で、美生が千春に話した柊也に関することは、


ここで書いたことによっての、なん作家の頭の中の整理にもなりました 笑


なにせ頭の中が、ゴチャゴチャになっていたんで ・・・ (≧▽≦)


文中の中で ”柊也” という名前に奇妙な偶然を感じた千春の心中ははてなマーク


次回に書いています。


そして以前にも小説に書いていた、千春が ”中垣ただお” を


パソコンで検索していたことについての内容を、


美生は聞くことになりそうです。


次回もお楽しみに (*^ー^)ノ


今日もご愛読、感謝です o(〃^▽^〃)o


                                   なん作家 Yu