礼司の出現に、チャラ男風ナンパ男はそそくさと立ち去って行き、
礼司と千春の2人だけになった。
一年ぶりに会えた千春は眩しいくらいに、とても生き生きして見えた。
「 礼司・・・・久しぶり!!
会いたくって、会いたくって、たまらなかった。
やっぱり実物の礼司に会えるのって嬉しい!!
でも、なんか礼司とは久しぶりって気がしない。
帰国してからも、毎日、携帯でお喋りしていたし、
留学の時だって、会えなくっても傍にいてくれたように感じていたから・・・。
週一の礼司のメールが、私の一番の励みにもなっていたんだよ!!
礼司のお陰で、向こうでも思う存分に勉強できた!!
ありがとう・・・・。 」
千春は、ありったけの感謝の気持ちを告げて微笑むと、
「 それにしても・・・礼司がタイミング良く、ここに来てくれてよかった!
さっきの人、しつこそうな人だったから・・・。
こっちの方でも礼司にはありがとうかな。
・・・ねぇ?!・・・礼司、どうしたの?
私・・・変? 」
礼司に無言で穴が空くほどに、見つめられた千春が不安げに言うと、
「 うううん・・・全然、変なんかじゃない。
可愛いよ・・・。
オレ・・・けど驚いちゃった。
さっきから、そこに立っていた女の子が、千春だったなんて・・・。
しかも・・・ナンパされてるし・・・。 」
そう言いながら、先程は千春だと気付かずに ”いい感じな子” だと
見惚れていたことなど、もちろん彼女には言えない・・・。
礼司は恥ずかしくなった。
「 ・・・千春・・・。
少し女っぽくなったんじゃない? 」
再会できた喜びと、一年前よりも更に綺麗になった千春に
礼司はタジタジだった。
「 礼司と一年前、空港で別れた時は、ショートボブだったでしょ。
あれから、また礼司のために髪を伸ばしたんだよ!!
それに礼司に一年ぶりに会うから、昨日、美容院に行って
髪を染めて、ゆるくパーマもかけてもらったの。
綺麗になって、礼司に会いたかったから・・・。
礼司だって、少し男っぽくなったように思うよ。
レンさんに益々、似てきたんじゃない?
これからモデルの仕事もやるんだもんね!
頑張ってね!!
私、楽しみにしているんだよ。 」
「 ありがとう!!
オレ、頑張る!
あっ・・・・そんなことよりもさっ。
千春が約束の時間よりも、早く来て待っているだなんて・・・。
しかも・・オレよりも先に来て待っていたってことが信じらんない!!! 」
すると千春は可愛く頬をふくらませ、
「 礼司!!
私だって、いつまでも遅刻魔なんかじゃないよ!!
この一年間で成長したんだからね!!
・・・・とは言っても、本当は早く着き過ぎちゃったんだけど・・・。
礼司に早く会いたかったのが・・・本音だよ・・・。 」
そう言いながら千春は自分の指に髪を絡めるクセを見せた。
緊張している時に出る、彼女のクセは今も変わっていない。
照れて微笑む千春の顔は、一年前の千春そのものだった。
「 18歳の誕生日おめでとう・・・・千春・・・・。 」
礼司は、そんな千春を見てホッとし、思わず彼女を抱きしめていた。
千春の手には、一年前に空港で礼司から渡された ”たんぽぽのしおり” が
優しく握られていた・・・。
2人は抱きしめ合った後、見つめ合うと、
「 信じていてよかった・・・この ”たんぽぽのしおり” の効力も・・・。
礼司のことも・・・。 」
「 オレも・・・・・・・・。
千春はもっと素敵な女の子になって帰ってきてくれたし・・・。 」
礼司も嬉しそうに呟くと、
「 さあ!観覧車に行こうか!! 」
2人は手を繋ぎ観覧車乗り場へと向った。
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一年ぶり に 再会した というの に
久しぶりな 気 が しない 礼司 と 千春 ・・・。
遠く 離れていて も お互い を 近く に 感じていたこと
お互い を 信じ合えたこと
2人 の つながり は 強かったようですね (*゚ー゚*)
次回 は エピローグ の 最終話
観覧車乗り場 で 何かが ・・・・・ ![]()
今日 も ご愛読 感謝しています m(_ _ )m
なんちゃって作家 Yu