変わってきている
礼司のことは好きだが、自分の気持ち(恋心)を
最初は告白する気持ちはなかった
礼司や美生を信頼している
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「 それは・・・・ ”自分の気持ちを伝えてみたら” と
レンさんに言われたから・・・。 」
「 えっ?父さんが? 」
「 私にもレンさんの考えていることが理解できなかった。
普通ならエンコウをしていたと、わかっている女の子を
自分の息子に近づけたくはないと思うのに・・・。 」
千春は複雑な表情をしながらも、その時のことを話し出した。
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急に何を思ったのか、ふとレンが言った。
「 千春ちゃんは、もしかしたら礼司のことが好きなんじゃないか? 」
「 えっ? 」
「 礼司のことを話している時だけ、必ずキミはオレから目を逸らし、
その目は宙を泳いでいた。
どうだ?図星だろう? 」
千春は返事に困って黙りこくった末に
「 ・・・はい。 」
礼司を好きなことを認め、好きになった発端である、
体育祭でのリレーの時の出来事をレンに話した。
「 そうか。
なんだか礼司らしいな。 」
レンは嬉しそうに笑った後
「 千春ちゃん。
礼司のことが好きなら、自分の気持ちを伝えてみたらどうだ?
礼司は最初は、キミに冷たいかもしれないけど、
意外と人を見る目がある子だから、
きっとキミの良さをわかってくれると思う。 」
「 でも・・・私には山下くんに告る資格なんてありません。
エンコウをしていたし、
山下くんのお父さんであるレンさんに
一日、お父さんになって欲しいだなんて、図々しいことまで言った。
だから私は遠くから、山下くんを見ているだけで充分なんです。
告ることなんて出来ません。 」
「 千春ちゃん・・・、援助交際なんて過ぎたことだ。
キミはもうやらないって誓ったじゃないか!
オレは過去の一時(いっとき)のことで、キミという女の子を判断しない。
それに援助交際のことはもちろんのこと、
今日、一日、親子になったことだって、キミが気にしているのなら、
2人だけの秘密にするつもりだ。
礼司にはもちろんのこと、妻にも言わない。
それと最初からキミの秘密を守る意味もあり、
今日は家族には出張だと言って家を出た。 」
「 レンさん、ありがとうございます。 」
「 キミみたいな女の子が、礼司のことを好きになってくれたことが、
素直に嬉しい。
オレは千春ちゃんが、礼司とうまくいくことを願うよ。 」
「 レンさん・・・。 」
「 オレは賛成のつもりだけど、千春ちゃんはどうするつもりだ?
最終的にはキミが決めなさい。 」
千春は、とても迷った。
しばらく2人の間に長い沈黙が続いていたが
「 ・・・・・私、ダメ元で山下くんに告ってみます。
・・・・っていうか・・・・山下くんが私と付き合う、付き合わないは別として、
私の気持ちを、山下くんに知ってほしい。
ただそれだけでいい・・・・。
だからレンさんから頂いたチャンスだと思って、精一杯に告ります。 」
「 そうか・・・。
千春ちゃんは欲がないんだなぁ・・・。
気持ちを知ってもらうだけじゃ、告白する意味がないじゃないか!!
もっと欲張りになっても構わない。
自分の思いが成就することを信じて、告白しなさい。
オレは応援してる。 」
やけに熱のこもったレンの発言に、千春は戸惑いながらも、
「 レンさんが、そこまで言ってくれるのなら
私、頑張ってみます! 」
そんな千春を見て安心したレンは、
「 もしも礼司がキミを振ろうとしたら、そこで諦めずに、こう言いなさい。
“最初は友達として付き合って、自分を知って欲しい” と・・・。
そう言えば礼司も渋々でも承知するはずだ。
アイツは押しに弱いからな。
その後はキミの腕や魅力次第だ。
あっ・・それにしても・・・言ってしまってから思ったんだが・・・。
オレって強引かな? 」
「 はい!
強引です!! 」
2人は、お互いの顔を見合わせ、声をあげて笑ってはいたが、
レンは急に真顔になり
「 千春ちゃんが礼司に告白すると決めたからには、
オレはもう、キミには会わない方がいいだろうな。
キミのバイトしているコンビニにも、もう行かない・・・。
オレと千春ちゃんは、お互いに面識のない者同士でいた方がいいだろう。
礼司と千春ちゃんがうまくいくには、それがいい・・・。
どうして、そこまで言うかというと、
オレには・・・礼司がキミを好きになる予感が強いから・・・。 」
レンはいたずらっ子のような顔をして微笑んだ。
「 オレが千春のことを好きになる予感・・・。 」
礼司はレンの言っていたことを復唱して呟いた。
確かに礼司は、千春のことを好きになり、夢中になっていた。
礼司は父親のレンが、何でも自分のことを、お見通しなことに
改めて驚かされてたと同時に、今までレンに対し誤解だったとはいえ、
辛くあたっていた自分を大きく恥じた。
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千春 が どうして 自分 の 思い を
礼司 に 告ったのか が わかりましたね。
レン は 千春 が エンコウ を していたこと を
過去 の 一時 の こと と 言い
エンコウだけ で 千春 という 女の子 を 判断しない と 言いました。
人 には 誰にだって 間違い や 後悔するようなこと が あります。
それを レン は 千春 の 汚点 として 残すことなく 洗い流し
千春 という 女の子 を いろんな 視点 で 見て
彼女 の 人間性 を 信じた。
レン が 千春 と 親子として 過ごしたこと に 対して も
そういう 理由 が あった と 考えられます。
次回 は 千春 の 話し を 全部 聞き終えた後 の
礼司 の 決断 は ・・・・・・ 
( これから の 2人 は ・・・・・・
)
今日 も ご愛読 ありがとう ございました m(_ _ )m
なんちゃって作家Yu