お花。 番外編・登場人物 お花。


花 山下礼司 ・・・・・・ 父親のレンに対し、今までとは見る目が
               変わってきている


花 中村千春 ・・・・・・ レンを実の父親同然に慕っている
               礼司のことは好きだが、自分の気持ち(恋心)を
               最初は告白する気持ちはなかった


花 山下レン ・・・・・・・ 礼司の父親
               礼司や美生を信頼している



お花。 今まで の ストーリー お花。











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「 それは・・・・ ”自分の気持ちを伝えてみたら” と
  レンさんに言われたから・・・。 」
「 えっ?父さんが? 」
「 私にもレンさんの考えていることが理解できなかった。
  普通ならエンコウをしていたと、わかっている女の子を
  自分の息子に近づけたくはないと思うのに・・・。 」
千春は複雑な表情をしながらも、その時のことを話し出した。




~~~
急に何を思ったのか、ふとレンが言った。
「 千春ちゃんは、もしかしたら礼司のことが好きなんじゃないか? 」
「 えっ? 」
「 礼司のことを話している時だけ、必ずキミはオレから目を逸らし、
  その目は宙を泳いでいた。
  どうだ?図星だろう? 」
千春は返事に困って黙りこくった末に
「 ・・・はい。 」
礼司を好きなことを認め、好きになった発端である、
体育祭でのリレーの時の出来事をレンに話した。
「 そうか。
  なんだか礼司らしいな。 」
レンは嬉しそうに笑った後
「 千春ちゃん。
  礼司のことが好きなら、自分の気持ちを伝えてみたらどうだ?
  礼司は最初は、キミに冷たいかもしれないけど、
  意外と人を見る目がある子だから、
  きっとキミの良さをわかってくれると思う。 」
「 でも・・・私には山下くんに告る資格なんてありません。
  エンコウをしていたし、
  山下くんのお父さんであるレンさんに
  一日、お父さんになって欲しいだなんて、図々しいことまで言った。
  だから私は遠くから、山下くんを見ているだけで充分なんです。
  告ることなんて出来ません。 」
「 千春ちゃん・・・、援助交際なんて過ぎたことだ。
  キミはもうやらないって誓ったじゃないか!
  オレは過去の一時(いっとき)のことで、キミという女の子を判断しない。
  それに援助交際のことはもちろんのこと、
  今日、一日、親子になったことだって、キミが気にしているのなら、
  2人だけの秘密にするつもりだ。
  礼司にはもちろんのこと、妻にも言わない。
  それと最初からキミの秘密を守る意味もあり、
  今日は家族には出張だと言って家を出た。 」
「 レンさん、ありがとうございます。 」
「 キミみたいな女の子が、礼司のことを好きになってくれたことが、
  素直に嬉しい。
  オレは千春ちゃんが、礼司とうまくいくことを願うよ。 」
「 レンさん・・・。 」
「 オレは賛成のつもりだけど、千春ちゃんはどうするつもりだ?
  最終的にはキミが決めなさい。 」
千春は、とても迷った。
しばらく2人の間に長い沈黙が続いていたが
「 ・・・・・私、ダメ元で山下くんに告ってみます。
  ・・・・っていうか・・・・山下くんが私と付き合う、付き合わないは別として、
  私の気持ちを、山下くんに知ってほしい。
  ただそれだけでいい・・・・。
  だからレンさんから頂いたチャンスだと思って、精一杯に告ります。 」
「 そうか・・・。
  千春ちゃんは欲がないんだなぁ・・・。
  気持ちを知ってもらうだけじゃ、告白する意味がないじゃないか!!
  もっと欲張りになっても構わない。
  自分の思いが成就することを信じて、告白しなさい。
  オレは応援してる。 」
やけに熱のこもったレンの発言に、千春は戸惑いながらも、
「 レンさんが、そこまで言ってくれるのなら
  私、頑張ってみます! 」
そんな千春を見て安心したレンは、
「 もしも礼司がキミを振ろうとしたら、そこで諦めずに、こう言いなさい。
  “最初は友達として付き合って、自分を知って欲しい” と・・・。
  そう言えば礼司も渋々でも承知するはずだ。
  アイツは押しに弱いからな。
  その後はキミの腕や魅力次第だ。
  あっ・・それにしても・・・言ってしまってから思ったんだが・・・。
  オレって強引かな? 」
「 はい!
  強引です!! 」
2人は、お互いの顔を見合わせ、声をあげて笑ってはいたが、
レンは急に真顔になり
「 千春ちゃんが礼司に告白すると決めたからには、
  オレはもう、キミには会わない方がいいだろうな。
  キミのバイトしているコンビニにも、もう行かない・・・。
  オレと千春ちゃんは、お互いに面識のない者同士でいた方がいいだろう。
  礼司と千春ちゃんがうまくいくには、それがいい・・・。
  どうして、そこまで言うかというと、
  オレには・・・礼司がキミを好きになる予感が強いから・・・。 」
レンはいたずらっ子のような顔をして微笑んだ。




「 オレが千春のことを好きになる予感・・・。 」
礼司はレンの言っていたことを復唱して呟いた。
確かに礼司は、千春のことを好きになり、夢中になっていた。
礼司は父親のレンが、何でも自分のことを、お見通しなことに
改めて驚かされてたと同時に、今までレンに対し誤解だったとはいえ、
辛くあたっていた自分を大きく恥じた。


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千春 が どうして 自分 の 思い を 

礼司 に 告ったのか が わかりましたね。

レン は 千春 が エンコウ を していたこと を

過去 の 一時 の こと と 言い

エンコウだけ で 千春 という 女の子 を 判断しない と 言いました。

人 には 誰にだって 間違い や 後悔するようなこと が あります。

それを レン は 千春 の 汚点 として 残すことなく 洗い流し

千春 という 女の子 を いろんな 視点 で 見て

彼女 の 人間性 を 信じた。

レン が 千春 と 親子として 過ごしたこと に 対して も

そういう 理由 が あった と 考えられます。

次回 は 千春 の 話し を 全部 聞き終えた後 の

礼司 の 決断 は ・・・・・・ はてなマーク
( これから の 2人 は ・・・・・・ はてなマーク )

今日 も ご愛読 ありがとう ございました m(_ _ )m

                              なんちゃって作家Yu