番外編・登場人物 ![]()
山下礼司 ・・・・・・ 高校2年生 17歳
サッカー部 理数系に強い
中村千春 ・・・・・・ 礼司のカノジョ
緊張している時、髪の毛に指を絡めるクセがある
田中翔太 ・・・・・・ 礼司の親友
ひょうきんだけど熱い男
川上美奈子 ・・・・ 千春の親友
大人しげだが、意外と大胆な面も・・・
今まで の ストーリー ![]()
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11月4日、金曜。
礼司の17回目の誕生日の放課後。
自分の席で部活の支度をする礼司を、千春、翔太、美奈子が囲んでいた。
「 礼司も、とうとう17かぁ。
また一つ大人になったなっ。 」
翔太が感慨深い言い方をしたのを聞いて
「 なんだよ!翔太。
おまえ、オレの親にでもなったつもりでいるのか?
なんかオジンくせーっ! 」
礼司は笑った。
翔太も美奈子も、もう既に17歳の誕生日を迎えている。
「 あとは千春だけだね。
千春の誕生日は3月28日だから、まだ先なんだけど、
今度は礼司くんにも、祝ってもらえるからいいよね! 」
美奈子が、そう言うと、千春は照れ臭そうに微笑み、
「 礼司くん、今日は私、バイトないし、
礼司くんの部活が終るまで、待っているね。
今日は一緒に帰ろう。 」
「 うん、いいけど大丈夫? 」
「 大丈夫だよ。
いくらでも待つよ。 」
千春は満面な笑顔で笑った。
礼司がグランドで部活をしている姿を教室の窓から
眺めていた千春には、ある決心があった。
ーー明日の土曜に礼司くんをデートに誘おう。
それでデートの時に・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
千春は一人、頬を赤らめた。
部活が終って、礼司が部室から出てきた。
もう、その頃には辺りも暗くなっていた。
「 おまたせ。
なるべく早くしたつもりだったんだけど、遅くなってごめんな。
寒くないか?
風邪ひくなよ。 」
「 うううん。
大丈夫だよ。
私、風邪ひくようなタマじゃないし!
礼司くんがサッカーしているとこ、充分に観れたからいいんだもん! 」
結構、待たされていたのに、何でもなかった顔をして微笑む千春が、
礼司には愛おしくなった。
「 さっ!行こうか。 」
「 うん・・・最初は公園に寄ってね!
その後、駅のコーヒーショップで、あったかいもの飲んで解散!!
礼司くんも、家でお祝いするから、急がないとね!! 」
礼司は千春を自分の自転車の後ろに乗せた。
礼司は自分の背中に頬をくっつけ、胴に腕をまわす、千春にドキドキ
していた。
予定通りに、通り掛かりの公園で、礼司は自転車を止めた。
誰もいなくって、外灯の明かりだけが灯る公園のベンチに座ると、
「 礼司くん!
ハッピーバースデー!!
17歳のお誕生日おめでとう!
私、小さい頃からね。
17歳って憧れの年齢だったんだ。
だから礼司くんが、今日17歳になったら、私まで17歳になった気分に
なっちゃった。
私って、いつだって単純だよね。
まだ16歳のガキが・・・って思わないでよ!
あっ!前置きが長かったよね?
これ・・・私からのプレゼントだよ。 」
千春は礼司に誕生日プレゼントを差し出した。
「 ありがとう!!
開けてもいい? 」
千春が頷くと、礼司はワクワクした気分で包みを開けたが
呆気にとられた。
「 千春?これって? 」
包みから出てきたのは、お弁当箱だった。
「 いきなりお弁当箱なんて驚いたよね。
別にプレゼント代をケチった訳じゃないんだよ。
理由はね。
時々、私が作ったものを、そのお弁当箱に入れて
礼司くんに食べてもらおうと思って・・・・。ダメ? 」
「 えっ?!でも・・・。 」
「 あっ!
私が作ったものじゃ不安なの? 」
千春が半分拗ねた言い方をすると
「 嬉しいよ。 」
礼司は心から、そう思って言った。
「 楽しみにしているよ。
千春!ありがとう。 」
「 ホント?じゃあ私、頑張る!
そうと決まったら早速、月曜のお弁当は ”特製千春弁” に決まり! 」
千春はお弁当箱を自分のカバンの中に、大切そうにしまった。
「 それと礼司くんを今、直に誘うね!
明日、私とデートして! 」
千春は背中まで長くなった髪のサイドの後れ毛を、自分の指に絡めた。
緊張している時に出る、千春のクセを目にして、
礼司も緊張の面持ちで
「 いいよ。 」 と返事をした。
そして千春の髪に絡める指を、自分の手のひらの中に包み込むと
優しいキスをした。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
礼司 の 誕生日 での 千春から の プレゼント は お弁当箱 ・・・。
千春 が 作るであろう お弁当 に 今から ワクワクな 礼司。
素敵な 誕生日 に なったようです。
次回 は 千春 が デートプラン を 立てた デート。
仲良く 過ごす 2人 が 思い浮かびそうですね ( ´艸`)
今日 も ご愛読 ありがとう ございました m(_ _ )m
なんちゃって作家 Yu