番外編・登場人物 ![]()
山下礼司 ・・・・・・ 高校2年生 17歳の誕生日を迎える
小さい頃からサッカーに馴染んでいる
母親のミオに似た女の子が好みだった
山下レン ・・・・・・ 礼司の父親
個人経営の設計事務所を開いている
幼少から波乱な人生を歩んできた
山下ミオ ・・・・・・ 礼司の母親
夫レンとは幼馴染だったが、一度決別し
数年後に職場で運命的な再会を果たした
最初は幼馴染だったことを、
お互いに気付かないままに
恋愛関係に発展し結ばれる
山下美生 ・・・・・・ 礼司の妹 中学2年生
同じ吹奏楽部の先輩と付き合っている
背伸びをしたがる年頃
今まで の ストーリー ![]()
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亜里沙がロンドンに旅立ってから、4日後の11月1日の夜中。
寝室のドレッサーで髪をとかすミオの後ろ姿を眺めながら、
ダブルベッドにパジャマ姿のレンが横になっていると、
「 ねぇ!もうすぐ礼司の誕生日だね。
礼司も、もう17歳になるんだよね。
17年って早いね。
礼司が私のお腹の中にいるって、初めてわかった時、
とても不安でいっぱいになっていたことを、毎年、思い出すよ。 」
クスッと笑って呟くように話すミオに
「 そうだな。
あの頃は同棲していて、オレが24歳で、ミオが22歳。
まだお互いに若過ぎたし、オレも不安でいっぱいだった。
でも生まれたての礼司を見た時、オレは頑張れるって思えた。 」
「 私もだよ。
礼司が生まれたばかりの時、小さな身体全体で目一杯に
元気な産声をあげる姿を見て、私、礼司を生んでよかったって、
心から、そう思えた。
2705グラムで、あんなに小さかった礼司が、
今ではレンの背を少しだけ追い越したのを、
日々、目にするたびに、礼司も大きくなったなぁって、実感する。
もちろん身体だけでなく、
心も成長している段階なんだって思うんだけどね・・・。
それに・・・少女趣味だって笑わないでね!
私には礼司が、私とレンをつなぐ天使にも見えたんだよ。
だから生まれてきてくれた礼司に感謝すると同時に、
私、礼司を立派にではなくっても、
どこに出しても、恥ずかしくない子に育てようって誓った。
礼司は真っ直ぐに育っているよね?・・・・レン? 」
確信するように、ゆっくりレンが頷くと、ミオは安心したのか、
「 それと・・・白状してしまうとね。
礼司の誕生日がくるたびに私・・・・・、
自分の中で密かに確かめていたことがあったの。
でも毎年、その答えは変わらなかった。
ちょっと恥ずかしいんだけど、それは・・・私のレンに対する気持ち・・・。
今でも私は・・レンのことを・・愛してる・・・。
やだ!すごく恥ずかしい・・・でも・・・やっと言えた。 」
「 ミオ・・・・・・。
結婚をして年月を重ねていくと、恋愛していた頃よりも照れ臭くなって、
自分の気持ちを表に出すことが、難しくなっていくよな。
オレの場合、恋愛の時でも、最初、素直になれないことが多かったから、
最初はミオだって、オレに嫌われているって思っていたんだろ? 」
「 うん。そうだよ。
レンったら、いつも怖い顔していて、
私、最初は話し掛けることさえ、慎重になっていたんだからね。 」
2人は顔を見合わせて笑った。
「 オレも若い頃から恋愛を何度かしてきたけど、
すぐに冷めてしまった恋だってあった。
恋愛に失敗したことだって・・・。
でもオレにとって、ミオだけは特別だった・・・。
だから今まで、オレがしてきた恋愛は、
ミオとの恋愛のためのステップみたいなものだったんだなって
思うようになってた。
オレだって、ずっとミオのことを愛してきたんだよ。
こんな歳になって恥ずかしいけど、その気持ちは今でも変わってない。
いつもオレに、ついてきてくれて、ありがとう。 」
「 よかった!!
私、嬉しい。
レンも同じ気持ちだったこと・・・。
今までもレンは、私を大切にしてくれた。
だから私・・・レンについてこれたんだよ!
普段の私って、仕事場では設計技師であり、
世間ではレンの妻で、礼司や美生には母親・・・・。
でもレンと2人だけの時は、今でも ”一人の女” でいたいの。
ずっと、ずっとレンに愛される女でいたいの・・・。 」
恥ずかしそうにするミオに、
「 ミオは外見も中身も、オレには勿体無いくらいな、いい女だって思うよ。
オレだって、いつまでも、ミオの前では
”一人の男” でいたい。
いいよな? 」
真剣な表情で聞いてきたレンに、優しく微笑み頷いて、
ミオがダブルベッドに入ると、2人は照れ臭そうに笑って見つめ合い、
唇を重ね合わせた。
「 ミオ・・・久しぶりに2人でシャワーを浴びないか? 」
遠慮がちに、遠まわしに聞くレンの言葉の意味を察したミオは、
「 うん、いいよ。
じゃあ ”このあと” 恋人同士の頃のように、
一緒にシャワーに行こうか? 」
無言でレンは頷き、もう一度キスをすると、
ミオの身体に自分の身体を重ね合わせた。
そんな2人は、既に男と女になっていた・・・・・・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
大恋愛 を して 結ばれた レン & ミオ ・・・。
今でも 心 は 恋愛 を している 間柄 みたいですね (*⌒∇⌒*)
礼司 が 生まれて 17年間
レン や ミオ にも いろんなこと が あったとは 思います。
父親 母親 夫 妻 ・・・・・・ 様々な 顔 を 持っていながら
最後 は やっぱり 一人 の 男 と 女 ・・・。
いつまでも 心 の 中 が 幸せ で 満たされていて 欲しいですね。
ビターチョコ の ような ちょっぴり ほろ苦い 味 に
マイルドな 後味 の 残る ストーリー に してみましたとさっ (//・_・//)
次回 は 礼司 の 誕生日当日![]()
千春から の プレゼント は ・・・・・・・・・・・・・・ ![]()
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今日 も ご愛読 ありがとう です m(_ _ )m
なんちゃって作家 Yu