お花。 番外編・登場人物 お花。


花 山下礼司 ・・・・・・ クールだけど、本当は優しい、高校2年生

               父親のレンのことで悩む


花 中村千春 ・・・・・・ 礼司の恋人

               母子家庭 苦労を感じさせない明るいキャラ



お花。 今まで の ストーリー お花。


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礼司たちが観覧車に乗っている内に、

辺りはもう真っ暗な夜の闇が掛かってきていた。

パレットタウン内の電飾が、とても綺麗できらびやかだった。

「 千春、大丈夫?

  もう落ち着いた? 」

観覧車から離れた広場で、背中を向けて泣いている千春を

礼司は心配そうに見つめた。

「 オレが、突然あんなことしちゃったのがいけなかったのかも・・・。

  ごめん。

  でも純粋にオレは千春と・・・・。 」

礼司は観覧車のゴンドラの中で、何の断りもなく

突然、千春にキスをしてしまったことを謝った。

「 うううん。違うよ。

  礼司くんの気持ちが、すごく嬉しかったの。

  キスは驚いたけど、でも・・・嬉しくない訳ないじゃん。 」

そう言った後、礼司の方に振り返った千春は、もう笑顔に戻っていた。

「 べーー! 」

千春は、あっかんべーをした。

「 おい!おまえ!!

  オレが、どんだけ心配したか・・・。 」

「 あーまた私のこと、おまえって言った!

  私、男の子から告られたことって、初めてだったし、

  それに・・・キスだって・・・。

  さっきは、超びっくりして、ドキドキしていたんだから・・・。 」

「 えっ?!そうなの?

  なんか意外・・・告られたのが、初めてだったなんて・・・。

  千春って、ソコソコに可愛いし、性格だって悪くないと思うのに・・・。 」

「 ありがとう。

  でもね・・・私って、男の子から見ると、

  友達以上恋人未満な女の子だったの。

  だから礼司くんとも、友達のままで終っちゃうんだろうなぁって

  思ってた。

  こうして礼司くんみたいな男の子が、

  私の・・彼・・・になってくれたことが不思議な気がする。 」

泣いたばかりの腫れぼったい目をしながらも、

笑顔で、そう言った千春が可愛くって、

思わず抱きしめたくなった礼司だったが、

そんな衝動を抑えながら、何気ない顔で、

「 夕飯、何か食べてく?

  オレ、お腹空いちゃった。 」

「 私も・・・!!

  食べていっちゃおうか? 」

礼司が頷くと

「 あっ、お母さんに電話しなくっちゃ。  

  礼司くんが、さっき観覧車の中で変な緊張をさせるから、

  つい忘れてた。 」

千春はいたずらっぽく笑ってから

「 礼司くんも、家に電話するでしょ? 」

礼司が朝の父親のレンとの事を思い出し、渋った顔をしていると

「 あんな素敵なお母さんを心配させたら、私、怒るからね。 」

「 わかったよ。 」

千春が携帯で、自分の母親に電話をしているのを横目に

礼司も母親のミオの携帯に電話をした。

「 あっ。母さん?

  礼司だけど・・・。

  今日は、ちょっと遅くなってもいい?

  うん・・・翔太たちと一緒・・・。

  夕飯も食べて行ってもいい?

  あと・・・・それから・・・・朝のことなんだけど・・・

  父さんに、言い過ぎて悪かったと思ってる。

  オレ、どうかしてた。

  母さんも驚いたよね・・・ごめん。

  うん・・・わかった・・・じゃあね。 」

千春に背を向けて、小声で電話していた礼司は

携帯の電話を切り、ホッとした表情で振り返った。

そんな礼司を見て、安心した千春は、

「 ねぇ。ビーナスフォートの中を見て歩いてから

  夕飯を食べよう。

  礼司くん・・・これって・・・デートっていうんだよね? 」

「 うん・・・デートだよな。 」

お互いに照れながら、顔を見合わせた後、礼司と千春は歩き出した。

そして・・・どちらからともなく自然に2人の手は繋がれていた。


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礼司 と 千春 ・・・ なんだか 初々しくって


書いている なんちゃって作家 まで 照れます (〃∇〃)


次回 は 千春 の 私生活 が 部分的 に 垣間 見えます。


今日 も ご愛読 ありがとう ございました m(_ _ )m


                              なんちゃって作家 Yu