グギッ
と やらかしてしまった
先日
ドラ子の引っ越しの 手伝いを始める
まだ 前
腰をかがめて
床においてあったスーツケースを
開けようとした その時
別に 持ち上げよう とか
動かそう とか
そんなつもりは 全くなく
ただ 開けて
中のものを
取り出したかっただけなのに
その瞬間
全身に電流が走り
身体が動かなくなった
そのスーツケースに向かって
体を伸ばした体勢から
床に転がるなり 座るなり
したいのに
少しでも動こうとすると 激痛が走り
微動だにできない
その時
私は 家にひとり
この不自然な体勢のまま
化石になってしまうんじゃないか
そんなふうに思うくらい
長い時間 動けなかった
アンモナイトになった気分だった
で 結局
マンガに描いたように
ドラ子の引っ越しは 全く手伝えず
ドラ子に
業者に頼むように LINEした時
そうは書きながらも
実は 私は
今は 引っ越しシーズンだから
明日や明後日の引っ越しを
引き受けてくれる業者なんて
ないよね
と 考えていた
このシーズン
予約が取れないばかりではなく
料金が 普段の何倍にも跳ね上がる
という話を
よく 聞いていたから
ただ
今回の引っ越し騒動で
ドラ子の
私の上を行く ラストミニッツな性格と
先ずは母親を頼る その姿勢を
反省してもらう為
彼女は 現実を知るべきだ
と思った
だから 私
一方では ドラ夫にこっそり
週末 運転手をすることは 可能?
と 予定を聞いたりしてたんだけど
その直後
ドラ子から 連絡が入った
引越し業者 決まったよ
明日と明後日
どっちも空いてるそうだけど
ママの都合は どう?
うそっ
なんだか
狐につままれたカンジだった
翌日
ドラ子は
引っ越し業者が来る前に
荷物の引き渡しを 私に任せて
新しい転勤先に 行ってしまった
その後 やってきた業者さんに
話を聞くと
今年は
コロナの影響で
キャンセルが相次いで
スケジュール スカスカです~
とのことだった
そういった 社会の動きに
直に 影響を受けたり
場合によっては 三密を守るのが
難しい業種が たくさんある
非常事態宣言が出されても
社会の機能を 維持するために
リスクを犯しても
続けなければいけない仕事が ある
今回 うちに来た
引越し業者さんも その一つだろう
マスクをしていたけど
何度も 使い回しているようで
どの人のマスクも
くたびれて見えた
どうして 彼らのような仕事の人に
未だに マスクが
行き渡らないんだろう
あれから 10日
彼女からは
一度だけ 連絡があった
すんごく 楽しい
ま 楽しいのは 何よりだけどね
引っ越しの 事後報告とか
こっちは 色々 メールしたけどね
これだけ 親を巻き込んだんだから
もうちょっと 言葉があってもいい
と 思うんだけどね
でも
多分
目が回るくらい 忙しいんだろう
今 コロナの影響で
地域の基幹病院での仕事は
かつて ドラ子が
この職業に進む と決めた時
私は
女性にとって 免許のある職種は
子育てで
キャリアが中断された後でも
仕事を再開しやすい
何より ひとに喜んでもらえる
それは やり甲斐にも繋がる
いい決断だな と思ってた
でも その時
少なくとも 私は
今 病院が 置かれているような
過酷な状況になることまで
想定していたか と言うと
それは 違う
多分
だけど
この時期に
大変な思いをしながら
頑張っているのは
別に 医療従事者に限らないし
私は
この仕事につくために
不器用なドラ子が
一生懸命 頑張ってきたのを
知っている
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だから
ドラ子は ドラ子の立場で
病気と戦う人たちのために
精一杯 頑張って欲しい
母親にできることは
健康に気をつけて
無事に 職責を果たして
何ヶ月か 何年か 先
あの時は たいへんだったね~
と 笑って言える日が来ることを
毎日
ただ 祈るだけ
