民主党から自民党に鞍替えした細野豪志元環境相に対してJC証券が5000万円を貸付した事件があった。当初はこの貸付は収支報告書に未報告であり、裏金であった疑惑がある。これを仲介したのが矢島義也と言われている。JC証券は再生可能エネルギー事業を展開していたJCサービスの子会社で、JC証券へは大樹総研から役員が送り込まれており、実質的な矢島氏のコントロール下にあった。JCサービスから大樹総研へ5億円もの巨額のコンサル費が流れている。
9月に行われた高市早苗内閣の改造は小泉進次郎防衛相、茂木敏充外相、片山さつき財務相といった主要閣僚8人が留任するなど新鮮味ゼロ。「番狂わせを探せば、この男しかいない」(自民党・大臣経験者)とされるのが細野豪志復興相である。旧民主党時代も復興相を務めた同氏は、自民党にくら替えして再登板という異例の人事となった。
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今回の内閣改造では、旧安倍派裏金議員2人が入閣するも、自民党内からは「身体検査が非常に厳しかった」という声しきり。連立を組む維新は、党をあげて推した馬場伸幸氏がはじかれ、中司宏氏が行政改革担当相に就任した。
これまで、「路チュー」が有名になった女性スキャンダルや政治とカネの問題などとても身体検査には通らないと思われていた細野氏が入閣。これには党の内外から疑問視する声が多い。
とりわけ、怪しさを感じるのが本サイトで繰り返し報じてきた細野氏と政界フィクサーと呼ばれる大樹総研・矢島義也氏との関係だ。2016年5月に開かれた矢島氏の結婚披露宴における席次表にも名前があるほどだ(*下が席次表)。

その細野氏は、混迷を極めていた旧民主党に代わる政治勢力の結集を目指して2017年に小池百合子東京都知事が「希望の党」を立ち上げた際、党幹部に就任。しかし、その直後に、「JC証券」という会社から受けた5,000万円の融資が問題となった。
JC証券は、細野氏に対する5,000万円の融資を一部の取締役が独断で決裁。借用書が作成されたのは融資から2カ月後で、それまでは返済条件など一切決められていなかった。結局、細野氏への融資について金融庁に虚偽の報告をしていたとしてJC証券は証券業の許認可を取り消されたが、そのとんでもない融資の絵を描いたのが矢島氏だとみられている。
JC証券の親会社は「JCサービス」という環境関連会社。どちらも矢島氏が影響力を行使できる会社だったとされる。大樹総研に詳しい関係者はこう話す。
「JCサービスは再生可能エネルギーの投資名目にカネを集めた。そのうち5,000万円がJC証券の増資分として提供されたが、そのカネがそっくり細野氏に流れたということ。要は細野氏にカネを出すためにウソ八百を並べてカネを集めた。当然、動いたのは矢島氏だ」
真の理由は細野氏にカネを提供するため。そのためJC証券はありもしない投資話をでっちあげ、集めたカネを細野氏に提供したという構図だった。
2018年7月24日の朝日新聞電子版は、《JC証券は昨年10月、会社法で必要とされる取締役会を開かずに増資し、親会社から増資資金を得た。その資金の一部を個人に提供する際、借用書を作らず、資金使途や返済条件も検討せずに、しばらく利息も催促しなかった。一部の取締役が独断で資金提供を決めたことなども、金融庁は「不適切な行為」と認定した》と報じている。
前述したように、JC証券は証券会社としての登録を取り消され、親会社のJCサービスも2021年3月に民事再生法適用を申請して経営破たんした。JC証券に在籍していたというA氏は、憤りを隠そうとしない。
「矢島さんがかわいがっていた細野氏のために、JCサービスとJC証券は不法な手段で5,000万円を用意。それがバレて経営が立ち行かなくなった。細野氏は、2つの会社の社員や関係先、得意先を路頭に迷わせたことになる。ましてや、それを仲介したのは政界フィクサーの矢島さん。よくそんな細野氏が国会議員を続けているなと思っていたが、今度は大臣。とんでもない話だ」
高市首相は9月17日、赤い絨毯が敷きつめられた首相官邸での写真撮影で細野氏をそばに呼び、自身の右横に並ばせるという“厚遇”で周囲を唖然とさせた。
「普通なら、片山さんや小泉さんなど重要閣僚がいるはずの位置に細野が陣取った。並び位置は事前に決められていたはずで、それを撮影時に総理自ら変更するなんて話は初めて聞いた。復興相というポストは重いとは言えないが、高市総理からの期待が大きいということだろう。細野は旧二階派で汗をかいて自民党入りしたが、まだ5年にも満たない。スキャンダルばかりが目立つ人物なのに、『なぜ細野?』という不満の声があちこちから聞こえてくる」(前出の大臣経験者)
旧二階派は、グループとして継承している武田良太氏の入閣待望論が湧き上がっていた。一時は幹事長かとまで報じられたが、組閣で名前が出ることはなかった。旧二階派の代議士が悔しげに語る。
「高市さんは、武田さんより細野の方が使える、使い勝手がいいと判断したのでしょう。細野は調子いい時と悪い時の差が激しい。過去のスキャンダルが蒸し返されると、高市首相の命綱である支持率にも影響しかねないのに……。裏金議員2人も入閣しており、今後、ヤバイ展開にならないか心配だ」
細野氏が大臣となれば、親密と言われる矢島氏にも動きが出るはず。細野―矢島のラインから、目が離せない状況となりそうだ。
サルサ岩渕
細野豪志が入閣して過去の不透明融資がほじくられているので、「参政党の実態」で書いた相関図をあげときます。
・大樹総研(参政党の実態より)
参政党は銀座のフィクサー/令和の政商/永田町のタニマチと呼ばれる矢島義也氏(矢島義成から改名)とも深い関係にある。この矢島氏が前述の鈴木康友氏と設立したのがS&Y総研(鈴木のSと矢島のYの頭文字を取った)であり、このS&Y総研が大樹総研の前身である。この矢島義也氏は神谷宗幣が設立した龍馬プロジェクトを支援していたことが確認されている。
また、参政党の参議院議員松田学氏が落選中に面倒をみてもらっていたのがこの大樹総研であり、松田学は大樹総研の執行役員を務めていた。2013年11月11日に開催された「松田学を育てる会」では大樹総研のメンバーが複数名を連ねており、この大樹総研とは切っても切れない仲なのが参政党である。
ではこの大樹総研代表の矢島義也氏とは一体どういう人物なのか。元々の名前が「矢島義成」であり、名前を変えるきっかけとなった事件がある。雑誌「噂の真相」(1999年8月号)に掲載された「若手有名俳優たちが夜毎通って来る秘密乱行パーティを遂に発掘スクープ!!」でスクープ記事として報道されている。記事ではジャニーズ事務所のタレントが毎週乱行パーティーに参加、主催していたのがこの矢島義也、TBS社員も関与、矢島がヤクザまがいの手法で女性たちを脅しつけ、時には殴るなどして女性を集めていたことなどが記事になっている。
大樹総研のビジネスモデルは、政商そのもの。カネと女を使って有力政治家を籠絡し、政治家から役人に圧力をかけさせ、コンサル先の無理な案件を無理やり通してコンサル料をがっぽりせしめるというものだ。
民主党から自民党に鞍替えした細野豪志元環境相に対してJC証券が5000万円を貸付した事件があった。当初はこの貸付は収支報告書に未報告であり、裏金であった疑惑がある。これを仲介したのが矢島義也と言われている。JC証券は再生可能エネルギー事業を展開していたJCサービスの子会社で、JC証券へは大樹総研から役員が送り込まれており、実質的な矢島氏のコントロール下にあった。JCサービスから大樹総研へ5億円もの巨額のコンサル費が流れている。
以下は矢島義也の結婚式パーティーに呼ばれた席次票の最初のページである。
菅義偉氏や二階俊博氏、木原誠二氏や野田佳彦氏などが名を連ねている。東京地検特捜部が矢島氏の逮捕を狙っていたようだが、矢島氏と繋がっていた大物政治家が捜査をストップさせたのではないかという疑惑もある。
この矢島氏が、再生可能エネルギービジネス利権や新型コロナ絡みのインサイダー取引疑惑に関わっている。
ジャスダック上場バイオベンチャー「テラ」のコロナウイルス治療薬の開発インサイダー疑惑では、関係者が不審死している。テラの代表取締役が元民主党議員の平智之氏で、平氏を当時の厚生労働大臣だった加藤勝信氏に引き合わせたのが大樹総研の矢島氏だった。この平氏が資金調達したのがソーシャルレンディングの先駆け企業であった「maneo」の代表瀧本憲治氏だったが、この瀧本氏は金銭トラブルがあったと報じられていて、2021年6月8日早朝、日比谷公園のトイレで不審死していたのが発見された。この瀧本氏がスポンサーをしていたのが、参政党のアドバイザーであった三橋貴明氏である。
この巨額コロナ疑獄はいまだ解明されていない。なお、矢島氏はワクチン製造メーカーのファイザーとコンサル契約を結んでいた。契約額は一億円をくだらないと言われている。矢島氏とズブズブに繋がっている神谷宗幣が、反ワクチン層の票を集めておきながら、おおっぴらに反ワクチンの活動をすることがなかった理由がこれである。ワクチン被害者遺族の映画を制作し、ワクチン被害を啓蒙してきた鵜川和久氏は、神谷宗幣氏にワクチン被害者遺族を会わせようとしても、日程調整の段になると神谷氏とは連絡が取れなくなって、結局遺族とは会おうとしなかったということを明かしている。票のために反ワクチンを装っているだけで、実際は矢島義也に忖度して何もしなかったというのが実際のところだろう。
ほかにも、再生可能エネルギー投資会社トライベイキャピタルの代表・三浦清志氏はネトウヨの三浦瑠麗の夫だが、業務上横領で逮捕されている。この事業における役所の許認可に関わっていたのが矢島氏である。
このように、疑惑の総合デパートが大樹総研であり、その矢島義也と切っても切れない仲なのが参政党である、と言えば、参政党がいかに利権まみれの政党なのかおわかりいただけるだろうか。
『参政党の実態: 選挙前に知るべき神谷宗幣と党の裏側 -資金・人脈・発言の検証-』(サルサ岩渕 著)
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