side しょうくん







大阪最終日
ライブ後の打ち上げ。

大阪へ来ると
たこ焼き焼きにはまる
にのあいが
この日も
スタッフさん達に向けて
ひっきりなしに
クルクルたこ焼きを焼いている。
変わりダネは無し、にね。



潤も
いつも通り
お腹を満たしながら
演出部のチーフ達と
半ばミーティング状態。







俺は
少し離れてにのを見守る
兄さんの隣に陣取る。
壁にもたれて
肩が触れそうなほど近くに立った。



「真剣に質問しますね?」


『…ふぇえっ?!』


「wなに、ふぇえっ?ってwww」


『や、急に真剣に、なんて言うから。
焦るだろ?』


「焦るんだ?」


『焦るだろ。
なんだ、なんだ?ってさ』


「ホントの理由は何ナンですか?」


わざと間を置かずに聞いてみる。


兄さんは聞き返しもしないで
俺を横目で見る。
口を開くまで
じっと待つつもりで
黙って見返す。


兄さんは
視線をすぐに
にのに戻して
沈黙している。


俺も
たこ焼きを焼くふたりを見る。







5分ほど
そのまま。

けど
フッと短く息を吐き
やっと答えてくれた。



『隠れてんだ』