(雅紀)
慌ててレセプションに駆け込んだ!
こんな時に限って、人が居ない!
サトコ「緊急時の避難先じゃなくて
緊急時の・・・あ。これ?」
救急車の手配?
いや。
一番必要なのはロープだ。
事務所の中を見回したけれど
勝手が分からず困ってしまってた。
その時、登山靴の人たちが
荷物を担いでやってきた。
俺は慌てて挨拶もろくにせず
相葉「もしかしてロープを持っています?」
男の人A「ロープ?あるよ。
3メートルを持ってる」
3メートルで届くかな?
男の人B「私も3メートルを持ってるよ」
サトコ「ありがとうございます!」
結び目を考慮しても
5メートルは確保できる!
相葉「ちょっと仲間が渓流に流されて」
男の人A「すぐに行きましょう」
男の人B「どちらですか?」
その人達も一緒に行ってくれた。
雅紀「おーい!おーい!
大丈夫かぁ?」
頑丈にダブルエイトノットに結んだ縄を
智さん目掛けて大きく投げると
ニノがまるで猫のようにカラダをくねらせて
智さんの上で飛び跳ねてそれを掴んだ。
ニノ、すげーな!!
まるで猫ちゃんみたい!!
感動したのは二人のコンビネーション。
この二人って、なんだっけ?
下で支える智さんは不動の神技。
こっちの木にモヤイ結びで括り付けると
登山靴の人たちが川へ向かった。
だけど・・・
ニノを抱いた智さんが自分たちに
そのロープを括り付けるや
ぴょんぴょんと水の上を跳ねて
こっちに戻って来た。
男の人A「スゴイね、君」
智「ありがとうございます」
ニノ「ありがとうございます」
男の人B「君らもキャンプをする人だね」
雅紀「そういうの、わかるんですか?」
男の人A「うん。ロープを救助に使うのは
よくやるんだけど、ほら。結び目をね
これを見ればわかるよ」
それを解いて、俺らは皆でお礼を述べた。
智・ニノ「ありがとうございます」
ロープを返して
登山中のオジサン達を見送った。
サトコ「さっきのお風呂。
まだ入れるから、温まっておいでよ」
そうだ。
二人はガタガタ震えてた。
雅紀「お魚、焼いて待ってるからね」
(智)
露天風呂は貸切状態だった。
二人、冷えたカラダを湯で温めて
見上げる空には満天の星が煌めいていた。
ニノ「ありがとう、智」
智「ここ、痛いね」
ニノのカラダにはお尻を打った痣と
あちらこちらに凍傷が出来ていた。
ニノ「平気。大丈夫」
だけど、痛々しい。
その傷ひとつひとつにキスをした。
煙がもうもうと立ち込める中
二人のカラダを密着させて
その柔肌に唇を這わせていると・・・
雅紀「おーい。着替え、持って来たよー」
タイムリミットか。
仕方ないね。
待たせちゃ悪い。
ホカホカのニノを
フカフカのタオルで包み
糊の効いた揃いの浴衣に袖を通して
二人、皆のもとへと帰った。
さっき釣った魚が塩焼きで並ぶ。
翔「ニノ。猫みたいに上手に食べるね」
智「ごほっ。ごほ。ごほっ」
潤「あーーー。慌てないで。お爺ちゃん」
ジジィ扱いすんなや。
ギンギンのキレっキレたぞ。
肉に野菜、焼きおにぎり。
ビール🍺🍺🍺🍺🍺🍺で
何度も無事を乾杯して。
楽しい夜は更けていく。
さて。
どうやって寝る?
どうする?五人+姉ちゃん。
潤「あのさ。
2段ベッド二台とダブルベッドじゃん?
智さんとニノでダブルベッド
使って良いからね」
翔「うんうん」
いや。
待て。
待ってくれ。
智「だけど、2段ベッドから
丸見えだろ?
俺とニノは2段ベッドの上がいい」
翔「大人二人で2段ベッドは狭いよ」
智「俺ら小さいから大丈夫」
で、翔くんがひとりでダブルベッド。
俺らの真下に姉ちゃん。
向かい側の2段ベッドに潤と雅紀が寝る。
と、決まった。
ちょっと動いただけでもミシミシいう。
今夜はお預けだなぁ・・・
ニノ「・・・智・・・ちゅーして・・・」
俺たちはぴったりカラダを合わせて
ちゅーをしながら眠った。
あと一話で終わりです。
明日の11時26分に終話をUPします。
ニノ猫ちゃん第一話
ビックリするくらいいいねいっぱいついてた〜
ありがとう❤︎\(//∇//)\
二回目のUPで皆さまよくご存知なのに。
本当にありがとう❤︎
