(和)
酸素があるということは
地球の何処か・・であることに間違いない。
俺が襲撃を受けたのが
2023年3月8日であることは確かで
今日は3月10日のはず。
丸2日しか経っていない・・・はず。
瞬間移動でもしない限り
地球上にいる・・・はず。
しかも日本からそう離れていないはず。
集められた人々の言語に耳を傾けた。
英語、中国語、韓国語・・・
フランス語訛りは・・・ロシア語か。
まだアジア圏にいるに違いない。
配給される食事も米が主流だ。
アジアの西の方で起こった戦争は
地球環境を著しく破壊し
多くの人々を傷付けた。
大きな地震は日本だけでなく
ニュージーランドやトルコ
さらに海底でも頻発している。
新たに発見された小惑星は
1/625の確率で地球衝突の恐れがある。
人の力を遥かに超えた
大きな力が渦巻いているのも確かだ。
この星が悲鳴をあげている。
俺たちの部屋は
連れて来られた人々でいっぱいになった。
足を鎖で繋がれて
自由は手と口・・・
いや、頭と心も自由だ。
翔「脱走を試みた人が処刑された」
和「・・・酷いな・・・」
だけど気付いたこともある。
彼らのやり方を見ていると
いつか何処かで見聞きしたことばかりだ。
もしかしたら・・・
和「彼らを支配しているのは
人間の負の遺産なんじゃ・・・?」
翔「どういうこと?」
和「過去の。恐ろしく残忍な支配者達の
思い描いた狂気の世界観が・・・
AIをのっとったんじゃ、ないかな?」
翔「・・・あり得る」
俺たちはメカの主要な五体について
分析を始めた。
そしてある事実に呆然とした。
翔「こんなことって、ある?
俺にそっくりなのが、いる。見て。
サクライロボ🤖」
和「俺も見つけた。ニノミヤロボ🤖」
翔「潤や相葉ちゃんにそっくりなのも」
和「その人達、友人?」
翔「うん。かけがえのない友人。
尊い仕事をしているんだよ」
和「俺も・・・見つけた。オオノロボ🤖」
翔「それは・・・君の・・・?」
和「恋人だ」
智は強い人だ。
俺を探して
やがてここに辿り着くんじゃないだろうか。
その時、出来るだけ
こちらも一緒に戦えるようにしたい。
俺は諦めていなかった。
再び智に会えると信じていた。

