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あの時の絵を見つけた。
・・・間違いない。
この誕生の絵の中の妖精さんこそ・・・
うちにいたあの子で間違いない・・・
と、いうことは。
俺の実家の近くの花畑に
妖精さんは居るかもしれない・・・!
ちょっと希望が見えてきた時。
🧚♀️「ちょっと、あの」
なんだ、なんだ、なんだ?
智「・・・え?誰?」
🧚♀️「私はサクラと申します。
その絵の、ニノちゃんのお仲間です」
智「・・・・・!」
あの子はニノちゃんというのか。
🧚♀️「智。ニノの為に力を貸して欲しい」
智「・・・ニノの為に・・・?」
🧚♀️「うん。
ニノは閉じ込められていて
10月の終わりの妖精のお祭りで
記憶を消されてしまうんだ」
智「・・・記憶を・・・?」
🧚♀️「ニノには可哀想なことをした。
貴方のことを思って何も食べてないんだ」
智「・・・っ・・・」
なんだって・・・?
🧚♀️「ニノを助ける為に
まず貴方が回復しないといけない。
たくさん食べて今夜は寝てください。
明日、出発しましょう」
仲間の妖精であると言ったサクラさんは
俺のために糖蜜シロップをくれた。
歯がとけるほど甘いそれは
ちょっと飲んだだけで回復した。
それでその晩は早めに休んだ。
次の朝。
俺は家中のお花の世話をした。
智「妖精さんを助けに行ってくる。
お水をたっぷりあげるから
待っててね」
花達はしゃっきりと顔をあげて
俺と妖精のサクラさんを見送ってくれた。
🧚♀️「では、参りましょう」
急に帰ったら母ちゃんビックリする。
だけど一刻も早く妖精さんを助けないと。
そう思って・・・朝一番。
井の頭公園駅から吉祥寺駅に出て
JRに乗り換えて東へ進み
東京駅から北へ向かう電車に乗った。