(智)
その日は朝から大騒ぎだった。
潤「よかったですねぇ。
やっと和くんが帰ってきます」
雅紀「あー。よかったよかった」
なんでそんなに大騒ぎするんだ?
仕事が終わったら普通帰ってくるだろ。
ここがアイツの家なんだから。
俺は部屋で待っていた。
というか。
最後の仕上げがなぁ・・・
色は塗ったものの。
んーーー。
動きがなぁ・・・
イマイチなんだよなぁ・・・
翔「たっだいまぁ!」
和「ただいま帰りました」
雅紀・潤「おかえりぃ!」
お。帰ってきた帰ってきた。
俺は取り付けたスイッチを確かめながら
下の様子を伺っていた。
トントントントン・・・
ほら。
階段を駆け上がってくる。
和「・・・智・・・?」
智「・・・ん・・・」
背中にピトっと貼り付く体温。
ま。
・・・いっか。
こんなもんだろ。
和「それ・・・え?Tang?」
智「コイツは、Satoshiだ」
和「え?えええ?」
俺は。
自分の持てる造形力を全て駆使して
ロボットの人形を作った。
見た目は、あのTangとやらにそっくりだ。
だけど。
どうにも工学系が難しくて。
AIって訳じゃ、ねーの。
ただの人形、な。
和「すごいね、貴方」
智「・・・ん」
ポリポリ。
いや、ロボットじゃねーから。
もどき、な。
一応。
お掃除ロボットの上に置いた。
ルンバさんの上だ。
オン ザ ルンバ♬
だから動き回れる。
それから。
ボイスレコーダーを内蔵した。
だから録音してある言葉を再生出来る。
気付くかな。
ま。・・・いいや。
潤「ほらほら。
おかえりなさいのパーティーやるよ」
和「はぁい」
五人あつまっての。
飲めや歌えの大パーティー。
これ食ったら。
島、行くかな?
和は・・・ついて行くかな・・・?
ちらりと見る。
相葉ちゃんや潤に甘やかされて
嬉しそうにしてる。
んふふ。
ま。
今晩は俺も飲みたいし。
出発は明日でもいいか、な。
そう思っていた。
(和)
智が作ってくれたロボットもどきを
ひっくり返して見ていた。
こんなの作れるなんてすごい。
あの映画では。
俺のこと「好き」って言うんだ。
コイツは何も言わないのかな?なんて
智はロボットなんて作れないだろうに。
俺はあっちこっち押したり叩いたりした。
🤖「和、だーいすき」
え?👂
えええ?
いまの、智の声!!!
だったよね?
どうやって喋ったの?
っていうか、もっかい言って!!!
智「こら。乱暴に扱うな」
和「今、喋ったの!」
智「夢でも見てたんじゃないか?」
和「この子、島にも連れて行くね」
智「・・・お?
んふふふふ。
俺も隙間時間で頑張ったんだ。
Satoshi作ったぜ」
和「有難う。大切にする」
Satoshiも。・・・智も。
(お終い)
後書きをいつか落ち着いて書きます。(おい)
それでちょうど200話になります。
みやのさん有難うございました。🙇♀️
明日からニノ猫ちゃん(1〜30話)を一日四話ずつ
初期の拙いお話故加筆修正してお届けします。
