クマオが遊ぶとしたら

そのお相手も遊び感覚でいてくれる

人だといいのに。

本当は風俗が一番後腐れなくて

いいんだけど。

そうじゃないなら

お互い遊びとわかっている、

言わばセフレの感覚同士。

それも数か月に一度ぐらい。

 

そんなだったら

私のメンタルも持ちこたえることが

できるかもな。

 

 

だけど

あのサロン女性と付き合いながら

浮気していた「波子」という女性の

場合はそんなにクールなものでは

なかった。

もちろんクマオにしたら

まるっきりの遊びだっただろうが。

 

 

彼女は他府県に住んでいて

物理的に気軽に会えないのが

かえってクマオにとっては

好都合だったようだ。

 

 

本命彼女や私と出かけている時に

ばったり鉢合わせするリスクも

皆無なわけで。

そしてその気になったら

高速を3時間ちょっとぶっ飛ばしたら

会えるのだから。

 

 

それでも

毎朝毎晩、

「おはよう」と「おやすみ」の

ラインを送り合っていた。

 

 

その頃私はこっそりクマオのスマホを

盗み見して、

だいたいの二人の関係性を把握して

いた。

 

 

クマオは

言葉をとても巧妙に操っているなと

いうのがその印象。

そして彼女の方は

それに気づいているのかいないのか、

だけどきっとそれなりにクマオのことを

好きになっていると思える言葉を

送っていたので、

どこかクマオ優位な関係性に見えた。

 

 

こういうのがクマオにとっては

一番楽しい遊び方なんだろうな。

 

 

 

当時の私にしてみたら

それはサロン女性との終わりが

近づいている兆しだなと思ったが、

何なん、この男・・・と呆れた。

これは付き合ってはいけない男の類だなと

思った。

 

 

全てが終わって

明るみになった時には

開き直ったように

「全部、戯言(ざれごと)よ。

 遊びや!」と

言い放った時には

もともとこんな男だったんだろうか、

それとも私が知らなかっただけなの

だろうか、と、混乱したことを

覚えている。

 

 

 

今のクマオも本質的には

何ら変わっていないだろうと思うが、

人を傷つける怖さを少しは学んだのでは

ないかと思っている。

 

 

少し前ある方がクマオのことを、

「自分で引き起こした過去に

 ビビッてる」と

コメントしてくださった。

 

確かにそうだろうなと思うし、

そうであってほしいと思っている。