昨日、仕事から帰ると
ピンがベッドにいなかった。
またいつものところかと
ドレッサーの下を見てもいない。
机の下にもいない。
クローゼットに入り込んだかと
探してもいない。
「ピ~ン」と呼んでも返事がないのは
いつものことだ。
部屋中見渡すと、
少し離れたソファーとテーブルの間で
カエルのようになっているピンを発見。
(やはりケージに閉じ込めておくべき
なのか)
慌てて起こそうとすると
周囲にうんちが転がっている。
そうか、うんちがしたくなって
ウロウロして
そこで転んでしまって
動けなくなったんだな。
だけど
今それを片づけるよりも
優先すべきはピンの様子だ。
全く立つことができない。
落胆し切った表情で目は虚ろだ。
身体をさすってさすってさすりまくる。
すると何とか立ち上がろうとする
様子がうかがえた。
大丈夫だ。
希望が持てた。
とりあえず
ごはんを食べさせてみることに
した。
それでもし食べなかったら
病院に連れて行こう、
そう自分の中で決めた。
祈るような気持ちで抱っこして
階段を降りて、
キッチンに立たせたが
やっぱりヘナっと倒れる。
急いでごはんの準備をした。
ドライフードにココグルメを
トッピングして
黒豆茶をかけて数十秒レンチン。
その間、
いつもなら嬉しくて
テーブルの周りをよたりよたり回りながら
待っているのだがぐたりと転んだまま。
そんなピンを抱っこして
ご飯を食べさせてみた。
クンクンと匂いを嗅ぐだけで
食べようとしない。
「ピンちゃん、
どうしたん?
ごはん食べないの~?」
フードを一粒取って手のひらに乗せて
口元に持っていくとペロっと食べた。
それが誘い水になったのか
ガツガツ食べ始めた。
拍子抜けするぐらいの勢いで完食し、
まだ物欲しそうにお皿をなめる。
それからまたマッサージをした。
固くなっている前足や肩甲骨、
あばら骨のあたりも骨にそって
そ~っとさする。
ほっぺや耳の後ろも念入りに
さすったら
最後は肉球を刺激した。
一通り終えて立たせてみると
ぐらぐらしながら持ちこたえた。
もうお散歩は無理かと思ったが
少しでも外の空気を吸わせようと
庭に出した。
すると歩き出した。
ヨロヨロしながらも
門を出て通りにまで出て行った。
振り返って私の方をじ~っと見ている
そんなピンがいじらしくて
涙でよく見えなくなった。
ピン、またひとつ山を越えた。
今朝のピン。
頼みの前足が弱ってきて
こういう体制になることが
増えたが元気だ。
このフードはとてもいい。
ドライフードは
獣医さんに進められて
これに変えた。

