「これは立派な軽犯罪だぞ?」


昼(中)休みにノノは体育館裏にシトウを呼び出していた。

呼び出しに応じたシトウの目の前には、彼のネックレスを突き出しているノノの姿があった。


「これは、取引よ!?」


突き出してはいるものの、シトウが手を前に出すと腕を引っ込めて渡そうとはしない。


「…つまり、恐喝か?」


やれやれとズボンのポケットに手を入れて金(サイフ)を出そうとしている様子にノノは慌てて否定をした。


「違います!取引です!!イラナイ!オカネ!ノー!!?」


「カタコトになってるぞ。」

小さく半分はっと言い残し、ポケットに手を入れたまま取引とは?と、説明を聞くつもりになったのを確認してからノノは説明を始めた。


「セカンドというゲームを知っていますね?」


ノノの質問に対して考える様子もなく「知らん!」と言い放つと同時に、そう言うだろうと思っていたノノも「知らないとは言わせません!」と、さらに言葉をかぶせた。


「知らないとは…言わせません。教えてください。」


怒りにもにたその覇気におされたのか、シトウは渋々口を開いた。

「知らんもんは知らん!そもそもゲームってどんなだよ?パズル?RPGか?なんにせよやったこともねぇゲームの説明なんてできねぇよ」


彼の態度から本当に知らないかも?という考えが頭をよぎったが、今唯一の手がかりはこれだけだ。

不確かなものから始まったそれを掴むのに、また不確かな道を選ぶ。

でも、それしかできない。


「そのゲームで、これと同じマークのプレイヤーと会いました。…あなたですよね?」


否定。

もちろんそうくると、これまでの流れからしてもそうだろうと思い、扉のことから世界に行ったこと、全て話した。

途中、休みの時間の終わりを告げる予鈴と本鈴の鐘がなったが、話すことをやめなかった。

また、彼もその話しにチャチャを入れることもなく聞いていた。

話しているさなか、半分ヤケになっていた。


『彼は無関係かもしれない』『頭のイカれたヤツだと思われているんじゃないか?』と、自分でも思いつつも怒鳴るように話した。


説明を終えた時、既にノノは開き直っていた。

とにかく、もう一度あちらに行きたいと今まで以上に覚悟を決めていた。

自分でもこんなに強く思っていることにビックリしていた。


「…お前、アホだろう?」


彼はやはり呆れていた。







はい。

どうも皆さん、お羽よ〜ございます( ̄▽ ̄)


久々に書きましたが、、、なんかが、なんかで、なんだかなぁ〜と、よくわからん感覚になってます。


関係ないけど、体育館裏って、けっこーいいですよね^ - ^

私がいた小、中、高、大と、ヒトは基本的にこなかったし、微妙に日も入ってきていて、よかったです(笑) 



次回!

2-9『跡』