「やっぱりごまかしたか…」
ノノに知らないととぼけられ、教室に戻っている途中に小さくつぶやいた。
シトウにとって落としたモノはとても大切なモノだ。しかし、辺りを探している様子は全くなかった。
そんな彼の様子を見ている者がいた。
ノノだ。
尾行としてはお粗末だが、素人では仕方がない。
多少なり周りから怪しまれるので、たまたま同じ方向へ向かっていることにすればいい!と、開き直って彼をつけていた。
しかし、
「あいつ、不用心過ぎねぇか?」
ノノの行動はバレバレで、黙認されていた。
そして、ノノの行動があまりにも雑お粗末過ぎて彼は一つの恐れが生じた。
『ネックレスを捨ててしまわれないか』
そう考えると、近日中には奪い返さないといけないと考えられる羽目となった。
はからずも、ノノの行動は不安を生み出すきっかけとなっていた。
授業の時間を抜かす、ほぼ全ての時間をノノはシトウのことを追い回していたが、特に疑わしい様子は見られなかった。
寝ていたり、おしゃべり、悪ふざけ等、ごく普通の高校生の光景だ。
そんななか、一つだけ気になることがあった。
始めは全く気にしなかったし、扉(ゲーム)に関することではなかったため意識していなかった。
授業中に思い返したら、そうではないことに気が付いた。
彼はただ普通に同級生と話をしていた。
ただそれだけ。
ただ、その相手が、
『オニクラ マサミチ』
三ヶ月ほど前に、学校でシトウと盛大に大喧嘩をして有名になった相手だったのだ。
はい。
どうも皆さん、お羽よ〜ございます( ̄▽ ̄)
改めて一羽です🪶
学園編は、正直少し面倒いと思ってました(笑)
でも、現実とゲーム(異世界)の二つがあっての物語なので、
どー足掻いてもリアルパートをちょこちょこ入れるのですが、、、(*´艸`)
次回。
2-7『思考の海』

