すりこみ
という生まれて最初に見たのを親だと思い込んでしまうことがあるモノがある。
主に鳥では多いらしい。
ノモさ〜ん
お月見しましょーよ!
お月見ー
この世界に来たヒトは、記憶喪失である。
そのため、最初に見つけたヒトがそのヒトの名前を付けるという暗黙のルールのようなものがある。
言わば、名付けの親。
これも、、、すりこみの一種と言うのかなぁ?
ノモさん、すりこ?え??
なに?
いや、なんでもないよ。
私はトノカモ。
サキさんは、私のことを慕ってくれており、略してノモと呼んでいる。
彼女は、何かと理由を付けては、私に近寄ってくる。
ネギ畑の手伝いとか、朝起きたとか、お花が咲いていた、枯れていた、羽が落ちたとか、、、
助かるとこもあるけど、ちょっと疲れてしまうとこも…
そのため、時々無視するかのようにしていると、サキは騒ぎながら周りをついてくる。
サキのお月見と騒ぐのを聞いて、他のヒトたちもやろうと同調しているようだ。
わかったよ、
やろう。
やったーーーーー!!

