ボクのおウチが出来たこともあり、この家のローンを払っていかないといけない。

無償で建ててくれているなんて、実は甘い考えを持っていたりもした。
親方のイチコさんにそのことを冗談ぽく伝えてみたら、


忘れていいのは記憶だけにしておけよ?
ローン無視して、ただで済まされるなんて思うんじゃないわよ♡


と、笑顔で、言われた。

可愛い顔の笑顔であったが、◯すぞ。と、直接言われているのと同等の気配があった。


お金を稼ぎたいが、そもそもボクには手に職がない。
お店とかをやるにも、そんなスキルも知識もない。

今まで通りお手伝いを?
でも、フリーターよりも地に足がついていないようにしか思えない。
そんなことを考えていたら、ナスさんに会った。


ミズイロさん!いまからお薬を届けに行くんだけど、手伝ってもらっていい?

と、言われた。
仕事が欲しいので、断る理由はない。
ないけど、


その、、トリ?さん、は??

ナスさんは、なんか細い足?一本で立っているトリのような存在の背中に乗っていた。

フラーさんは、これから別の用があるみたいなんで、変わって欲しいのよ


と、ナスさんは手を合わせて頭を下げた。

成る程。
それでは、お供させてもらいます。