この世界は不思議が多い。
まず、ヒトと呼べる感じの存在がほぼいない。
殆どが動植物や謎の生態になっているのだ。
なっている…そう、多分我々は、元はヒトかなにか別の存在だったのだと思われる。
私は、犬である。
名前はまだない。
なんて、ふざけている余裕はある。
だって、何も思い出せないのだから。
いや、吾輩は猫であるとか本のタイトルを覚えている辺り、完全に何も思い出せないわけではないのだろう。
犬である。
緑色の犬。
自分でもよくわからないが、嗅覚と聴覚が特に増していると思われ、正直まだ慣れていない。
この世界では様々な姿カタチの生命がある。
皆んな基本的にいいヤツばかりだ。
動物タイプは、ある程度まとまっていることがある。
今日はクマのアロクくんがウチに来た。
コック帽をかぶっているのに、アロハシャツという謎の組み合わせのクマ。
まぁ、気さくでいいヤツだ。
ほんと、この世界は、いいヤツばかりで、逆に困ってしまうわ。
…困ってしまうわん(笑)

