2019年秋から、2022年夏まで、白神十二湖に開かれていた写真展示とエコツアーの拠点。

白神山地は、国策の大規模林道建設を阻止して残された、世界の宝。8000年のブナ原生林のいのちを宿す。

江川正幸さんは、1972年から2022年にかけての50年間に、約100万点の写真、映像、文章(著作も)を生んだ。

1990年、10年を重ねて探し求めた白神山地のクマゲラの自然生態写真と映像を撮ることに成功。1993年、白神山地は屋久島と共に、日本で初めての世界自然遺産に登録された。

この、ブナ原生林から海に至る白神山地の生態系が、原発震災以降、陸の大規模風力発電建設や岸壁に近い場所への洋上風力発電建設、どこまでも続く送電線の巨大鉄塔建設で、危機的な環境にある。

白神山地と同様に、世界自然遺産である沖縄のやんばるの森への米軍危険軍事物の投棄、世界自然遺産である奄美の自然海岸・嘉徳浜を滅ぼす工事など、人類の宝が、既得権益で滅ぼされようとしている。

原生自然の生態系は、私たち人の種はいなくても存続するいのちのつながりだ。

そこに、私たち人類も、一種として、共存を許されている。

このことを忘れないで、江川さんや、こころある人たちが、私たちに贈ってくれた文化遺産を大切にし、作品に触れたり、継承された活動に参加したりしながら、学び合ってゆきたい。