わたしは、友人の田んぼで実った稲の玄米を食べている。農薬も化学肥料も使わない、その土地にあった在来種だ。

甘味があり、滋養が心身を満たしてくれる。

大豆トラストもやっていて、そのオーガニック大豆で、うまい納豆を作る方々もいらっしゃる。

この活動を始めて30年目。メンバーは年寄りになり、お亡くなりになった方々もいらっしゃる。

日本各地に、今、こうした方々がいらっしゃるのではないだろうか。

若い人たちに、自らの“こころ”と手技、それぞれの地域が自然遺産であり、文化遺産であり、記憶遺産であることを伝えられたら、共にはたらき、学びたいという人が増えるのではないだろうか。

自然生態系を損なわない林業、農業、漁業が営まれたら、わたしたち人間を含め、生きたちは安心安全な環境で、天寿を全うできるようになるかもしれない。

原生林の生み出す水と大気、腐葉土を大切にして、海まで汚染されずに湧水が流れゆくような人間の暮らしがよみがえるようにと、願う。