おはようございます。

あまのみこと☘️のブログへようこそ。



薬物治療に頼りすぎない精神医療(オルタナティブ)の考え方を拡めていきたいと思っています。

このブログには、精神医療界隈や人間のココロの話題の他に、今自分が気になっていることや日常、たまに個人的な活動なども綴らせて頂いています♪



 はじめに


精神医療や発達支援の現場で、「診断が本人を縛ってしまう」という話をしてきました。


でも、この問題は実は精神医療に限った話ではありません。

日本の福祉全体が、同じ病にかかっているのです。


それは、社会全体が

「支援=安心」という思い込みに染まってしまっていること。


親も、支援者も、社会も、誰もが

「これで安心だよね」と確認し合いたくて、

でもその安心のために、本人の自由や未来を犠牲にしてしまっている。


この構造は、

障害福祉、生活保護、高齢者福祉、子ども家庭福祉…

日本の福祉全体に静かに、でも確実に広がっています。


私はこれを「安心病」と呼びたいと思います。



 「支援ありき」が本人を苦しめる


日本の福祉制度は、「支援のための条件」がとても細かく決められています。


•障害者手帳がなければ受けられないサービス

•生活保護を受けるために必要な「働けない証明」

•養護施設に入るために必要な「家庭が崩壊している証明」


どの制度でも、本人が“支援されるにふさわしい存在”であることを証明し続けなければいけない。


これはつまり、

支援を受けるためには「困った人であり続ける」ことが条件になっているということ。


本人が少しでも「できるようになる」と、

支援が打ち切られたり、「じゃああなたはもう対象外です」と簡単に切り捨てられる。


だから、

本人も、家族も、支援を失うことを恐れて「できるふり」をしないし、

むしろ「できない」ことを積極的に強調しないといけなくなる。


支援が本人の自由を奪う仕組みになってしまっているんです。



 支援が「本人の自由」と引き換えになっている


支援は、本来「できるようになるため」「本人らしく生きるため」にあるはずなのに、

支援を受け続けるためには「できない人」でいる必要がある。


•生活保護で「働く練習」を始めると、すぐに打ち切られる

•障害福祉サービスで「日中活動」に参加し始めると、軽度と見なされて支援時間が減らされる

•障害児として配慮されてきた子が成長して「困らない」と見なされると、周囲の支援が一気になくなる


支援を受け続けるためには、本人が「支援を必要とし続ける存在」でいなければならない。


本人が自分で立ち上がろうとすると、支援が消える。

本人が回復しようとすると、「じゃあ、もういいよね」と支援をやめられる。


これでは、

本人が自分の人生を選び取ることそのものがリスクになってしまう。



 福祉の裏にある「支援者の安心」


実はこうした構造の背景にあるのは、

支援者・制度側が「安心したい」気持ちです。


•この人は〇〇障害だから、この支援メニューでOK

•この人は生活保護だから、このルールに当てはめればOK

•この人は虐待ケースだから、この対応マニュアルでOK


ラベルを貼り、手続きを踏み、マニュアルに従って支援を進めると、支援者は安心できるんです。


✔️ 迷わなくていい

✔️ 自分の責任にならない

✔️ 間違えても制度のせいにできる


でも、これって本当に本人のためでしょうか?


支援者の安心は、本人の幸せとイコールではない。


むしろ「本人に自由に生きてもらうこと」が一番、支援者にとっては不安なのかもしれません。




 安心を求めすぎる社会が作った「生きづらさ」


親も、支援者も、社会も、「安心したい」という気持ちにとても弱い。

でも、その安心は、グレーゾーンを認めない社会を作ってしまいました。


✔️ あなたは障害者です

✔️ あなたは健常者です


二極化のラベルに当てはめないと、誰も安心できなくなっている。


でも、本当は、人はもっとグラデーションで存在しているし、

日によって、年齢によって、環境によって、できること・できないことは変わるはず。


でも、日本の福祉は「ラベルを貼ったら固定」なのです。


•ラベルがない人は、支援が受けられない

•ラベルがある人は、支援を受けられるけれど、未来を縛られる


本人がラベルを降ろす自由が、どこにもない。


支援を受けるにも、支援を卒業するにも、

本人の意志は、ほとんど尊重されない。


これが今、

福祉の世界で静かに続いている「生きづらさの構造」です。



 本当の福祉とは


私は、福祉の本当の役割は「本人が自由に選べること」だと思っています。


✔️ 支援を受けてもいいし、受けなくてもいい

✔️ 診断名を持ってもいいし、降ろしてもいい

✔️ 薬を使ってもいいし、やめてもいい


支援は、「いつでも手放していいもの」であってほしい。


本人が「もうこれいらない」と言ったときに、

「じゃあどうやって支えていこうか?」と一緒に考えられる福祉であってほしい。


本人が「できるようになりたい」と言ったときに、

「じゃあどうすれば実現できる?」と一緒に悩める社会であってほしい。


本人が変わってもいい、本人が選び直してもいい。


それが本当の福祉だと思うのです。



 おわりに


日本の福祉は、「安心」のために存在するのではありません。

本人の「自由」のために存在するべきです。


診断も、支援も、薬も、すべては

本人の人生を支えるための“道具”であって、“檻”ではない。


もし今、誰かが

「あなたは〇〇だから、こうするしかないよ」と言っていたら、

どうかその言葉をあなたの全てにしないでください。


あなたは、病名ではありません。

あなたは、診断名でもありません。


あなたは、あなたのままでいいし、

あなたの未来は、これからいくらでも創り直せるものです。


社会は、時にあなたを「できない人」として縛ろうとするかもしれない。

でも、あなたはその枠の中だけで生きなくていい。


どうか、あなた自身の力を、あなたが信じてください。


支援は、もっとやさしくて、もっと柔らかくて、

もっと自由であっていいはずだから。







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