「由香さんの、世界観が好きです」


ありがたいことに
嬉しいことに
そう言っていただく機会を
よりいただくようになった。






なぜだろう?と思ったときに、

それは、
ここ数年、
観えるカタチでも
出してきたからかもしれない。と

そう感じた。





たぶん、
わたし自身の根本は、
変わっていない。







わたしの
表現を愛する根っこには、





自分の人生を変えるほどの
表現者との出会いがあったからだと思う。
自分の人生を変える。というか、「わたしの中にあるものをこんなにも感じていいんだ!」ってそう思わせてくれた。



幼い頃から、

歌が好きだった。

歌を聴くことも好きだった。

好きな歌を覚えたくて、
小学生の頃は歌を一生懸命耳コピして
それを紙に書き出し

その紙をお風呂の時まで持って
お風呂場で歌った。



カラオケも好きだったし


ライブに行きだしたら
たちまちライブの虜になった。






その中でも、
人生が変わったのは、

わたしにとってDIR EN GREYの音楽と
京さんの表現だった。




人生が変わる、というか、、
自分とは。
表現とは。
感情とは。


それを
自分の深くに突きつけられたようだった。


自分の中にあるものに
触れるようだった。






高校生のとき、
ライブで『ザクロ』を聴いたときの

京さんのその一曲の中での表現と
途中からミラーボールが映し出す光と影に









あぁ、わたし、
こんな世界観を生み出す
人に感動を与える
裏方になりたい。
って
そう思った。






そこから、
専門学校のパンフレットを集めた。


音響
照明





その当時は、
母にたった1回、止められたことで、
行くことを諦めてしまったけれど



そのときはね、

その
たった1回を出す。

それがそもそも
わたしにとっては
ものすごい勇気がいることだった






でね、

ほんとは、
自分の中にずっとあった
眠らせた
止めた


自分の中の表現欲



わたしは、
子どもを生んだことをきっかけに
思い出させてもらった







自分では思ってもみないカタチで


音(自分の想い)を響かせることも

光や影を照らすことも


今、させてもらっている。
そう感じる。




世界観。ってさ、


自分の中にある世界を出していくこと。

それが、
観に。


観える。から
感じるから
世界が、みえるから


自分の中にある
あなたの中にある
世界が。

観えるから、
さらに世界観となってゆく








わたしはね、
体があることが喜びだから、

もしも、
体の何かやどこかを失ったとしたらね。
失ったとしても、
そのときこの命に持っているもので、
表現していくのだと思う
伝えるのだと思う







だからね、
わたしはもう

たった1回で出すことを引っ込めること、それをやめた

それだけなんだ。






わたしね、
時折、好きな人に対しても思うんだよ


もし、声を失ったとして、


わたしは、
それでも、その人の表現する場所があるならば、
声がなくたって
歌が聞けなくたって



その眼で映し出すものを
指の先の先まで表現するものを


見にいくし、
見たいのだろうな、って
感じにいくし、
感じたいのだろうな、って





そして、同時に、
「もし、由香が体の何かを失ったとしても、
由香が好きだ。
由香がどんな姿になっても好きだ」
そんな愛を
自分自身も注いでもらっていたことを
思い出した。






わたしが、
好きな記事のひとつなんだけど、



この中に、
表現への愛が
詰まっているのを感じる。



そして、
このインタビューの最後の


ただ、純度が高い表現を続けていくには、ある程度の微調整というか、わかってもらえるための努力も必要だと思っています。実際、僕自身はみんなから理解されやすいものに対してあまり興味がなかったりするけど、だからといって自分がやりたいことをそのまま出すだけでは、やっぱりダメなんですよね。自分の中にある世界観にどうやってみんなを連れていくか。そこまで考えられる人だけが、アーティストと呼べるところにたどり着けるんじゃないかな。


この言葉を見て、




あぁ。って、

いつも、
音楽の再生を押すたびに


音の始まりから
その世界の深くに入り込むような感覚をもらうのは、
そんな想いもあるからなんだな。って






ぐっ、と
ぐっっっと、
自分の世界の真ん中にいながらも

それを表現することに
注ぎながらも

自分自身がアートとなりながらも



受け取り手への想いがある。


いつもそこに、
めちゃめちゃ優しさを感じていたのは、


表現と共に
その想いを持ってくれているからなんだなぁ。って






わたしが心から尊敬する表現者は、
表現を愛する人。


そんな表現者から感じ受け取ったものを
絶やすことなく
わたしもわたしの中から表現していきたい





わたしも、
自分の中にあるものを
まっすぐに出すことに愛を注ぎながらも


受け取ってくれる人への
愛も優しさも
言葉以上に
持っていたい







表現するのは
わたしの中の想いを


観せるのは
わたしの中の世界を



この生を




出すことを
1度きりで
やめたりしない



一気に
全部を出す、とか
何もかもを曝す、とかじゃなくても




きっと、
これからも
この生を懸けて
やっていく