小学生の頃、自由研究で犬の身体のつくりを研究した。
クリスマスプレゼントに1700円くらいの犬の図鑑を欲しがったが、親に駄目だと言われた。でも欲しくて欲しくて、お年玉で手に入れた。小4くらいだったかな。
それからはひたすらひたすら読んだ。高校3年くらいまで、常に手の届く場所にスタンバイしてた図鑑。
自分でも呆れるくらい犬が好きみたいだった。
犬の種類と特徴は大抵答えられるくらいになった。

ジュリーがいなくなって、1年以上が経過し
新たな犬を探した。保護犬とか譲渡犬とか里親とか、
ガラケーの高校生には分からなかった。ある日親と行った買い物。小さな小さなチワワがいた。制服だったけど、抱かせてもらった。
お店の人が「この子はなかなか懐かない子で。1度買われた方から、懐かないからと戻ってきました。生後9ヶ月なんです。こんなに落ち着いて抱かれているのはすごい。」と、言われて連れて帰りました。さらにお店の人が「長い間、ここにいるので、チー坊ってみんなが呼んでいました。このまま買い手がつかなかったら、店長の子になる話もありました」と言われました。お店で可愛がってもらえてたと思ってました。

彼の名前は幸ちゃん。こう、と読む。幸せになってほしいから。幸は子供が近寄ると唸る。きっとゲージにいれられ、晒し者、触り放題。扱い方を知らない子供達に怖い思いをしたんだと感じた。
私は高校生だけど、自分で動物病院に連絡して歩いて通った。予防接種もワクチンも、私が嫁にいくまでお世話した。
やっと一軒家に引越したころには15歳。ハイシニアで環境の変化が可哀相と母が面倒みてくれた。
18歳と7ヶ月。幸せだったかな。
私が2歳くらいのとき、小さな子犬がきたみたい。きたみたいっていうのは、覚えていないから。小さな子犬と私の写真が1枚だけあった。

犬がいるのはあたりまえな生活だった。
彼の名前はジュリー。誰がつけたかは知らない。だって2歳だったから。スピッツと野良の間に生まれたらしい。すんごく毛の柔らかい雑種、性格はスピッツ!!!

ジュリーは脱走犯だった。
ある日帰ってこなくて、必死に家族みんなで探した。5キロくらい離れた場所にいて、首輪の電話番号を見つけてくれたのは小学生の男の子達。本当によかった。

ジュリーはどんなに夜中でも、物音がしたら起きて立ち上がり尻尾をブンブンしてた。なでちゃうよね。

可愛かった。めちゃんこ可愛かったな。
15歳で旅立った。

もっともっと手をかけてあげたらよかったな。

じいちゃんが大好きだったジュリー。
最後の手続きもじいちゃんが行ってくれた。

ジュリーが旅立って一週間後、じいちゃんも
旅立った。事故だった。
ジュリー、さみしかったんかな。
でもじいちゃん一緒だから、さみしくないね。