長いお付き合いになるピアノコースの生徒さん
理解のスピードが少しゆっくりかな?と思いますし、不器用さも見受けられます
ですがこの教室は誰かと比べるレッスンはしませんので、“自分の理解のペース”を大切にしています
とは言え…一部のリズムに関してどうしても理解が難しそうで…
決して難しいリズムではなく、そのリズム自体の拍数も『知識』としては理解出来ているのですが、いざ演奏となると瞬時に忘れてしまうような状況が長年続いていました
身体で拍数・ビートを捉えることが難しい
協調運動とワーキングメモリーの課題
せっかちさん・慌てん坊さんなので早合点ミスが多い(^^;)
そんな気になる課題がいくつかありました
昨年までは!
(^^)
何か特別な取組みをした訳ではなく、これまでにも取り組んできたことをもっと突き詰めた…と言った方が良いかと思います
それは何かというと、機械的なことは承知の上でしたが、通常のレッスン課題の中でひたすらカウントを声に出しながら弾く練習を重ねました
どの課題においても(しつこいくらい笑)その曲が終わるまで、生徒さん自身に拍子のカウントをしてもらいながらの演奏を徹底しました
本来ならばメロディーを歌いながら…でしょうが、自分の発する(口を動かす+声を出す)カウントを自分の耳で聴きながら演奏する…つまり苦手な『数』を音声や聴力を用いて身体に落とし込む作業(正しく作業!)を徹底しました
私のレッスン手法の一つでもある『覚えづらいモノには肉体をフル稼働』(笑)
例えば(学校のテストに向けた暗記モノなどは)教科書を黙読のみではなく
書きながら声に出して読む
歩きながら声に出して読む
リズムをとりながら読む(足踏みしたり手拍子したり、何ならラップをするみたいに身振り手振りをつけてみる笑)
ナニソレ⁉︎って思われるでしょうが、身体のパーツや2つ3つの機能を同時に動かしながらにすると、身体が記憶してくれるのです
演奏においても捉えづらいリズムは言葉の力を借りたり(三連符を『りんご』『バナナ』に置き換えて声に出すなど)声を出す+音を聴くという行為が自分暗示にもなるし、身体に落とし込みやすくなります
生徒さんにはひたすら拍子をカウントしながらの演奏を徹底してもらいましたが…
昨年の発表会後のレッスンで感じた“あれ?おや⁉︎”
偶然?
いや違う‼︎
事前アドバイスも無くリズムがスムーズに取れている!\(^o^)/
生徒さん自身、リズムがスムーズに表出できた喜びに出会えた瞬間であり、リズムがスムーズに身体に入った瞬間でもあり、私も生徒さんも一気に目の前の視界が広がっていく感覚をおぼえました
そこからは生徒さんの練習量が一気に増え、リズムの次の課題でもあった音読みの力も一気に安定‼︎
1つの課題が1週間後のレッスンで仕上がることが難しかった生徒さんですが、ここ数ヶ月は課題が毎週合格するルーティンになっています
今では初見で完奏できるまでに成長‼︎
この子の成長爆誕ぶりはここ数年間の歩みをひっくり返すほどの威力です(^_^;)
しみじみ『分かる』って凄いことだなぁと思います
だって昨日まで知り得なかった世界が知る世界に変わるのですから
そして『分かる』は『自信』となり、さまざまな物事までもを引っ張っていく力に変えていくのですから
みんなそうですが、その子にとって成長爆誕のタイミングがいつやって来るのか…誰にも分かりません
歩みがあってこその今であり、“そのタイミング”は必ずやって来るからこそ諦めないことが大事なのだと、生徒さんから改めて教えてもらったような気がします
それにしても…爆誕ぶりが凄くて良い意味でお口があんぐりです(笑)


