みずま音楽教室
只今ワタクシ、“鼻詰まり”が耳にも影響している様で、軽く耳栓でもしたかの様な“篭った音”がしておりますf^_^;
年末に調律して頂いたピアノも、若干ホンキートンク仕様に聴こえたり聴こえなかったりf^_^;
声の方もその日によっては2丁目のオネエ様方の様な仕上がりですf^_^;
何だか本調子では無い、今日この頃であります
トホホ…
“周りの評価が気になるから
一生懸命で疲れちゃうんだなぁ…”
その生徒さんに漠然と感じていた事が、ある項目を通じてハッキリと見えました
見えました、のではなく、この子がその事を自覚して発言してくれたのです
以前からお母様との会話の中で、“生徒さんの抱えている様々な困難さ”は伺っていましたし、その課題はレッスンの中で見えていました
リトミックレッスン内の項目である「クラフト作業(特に色塗り)」で、この子の抱える課題の一つとなるヒントが沢山表出していました
色塗り作業が苦手な生徒さん
“細かな手の動き”を自分流に乗り越える方法として、色鉛筆やクーピー・クレヨンでちょこちょこと色塗りするのではなく、絵の具と絵筆で色塗りをするのです(これに関してはレッスン中ではなく、宿題に出した色塗り作業ですが)
私たちからすれば絵の具や絵筆を出して準備して…と言う事がとても面倒に感じてしまうのですが、この子にとっては、「絵筆だったらひと塗りで済むじゃなーい?」と言う感覚なんです
これには私も「なるほどー‼︎」と感心しましたし、良いなぁーとも思いました♪
ある日のレッスン…
生徒さんは鍵盤レッスンへの移行を目前にしています♪
この日は迫る鍵盤レッスンを意識して、プリントに記されたドの音符(形)の認識と、色音符のテキスト使用に向けてドを赤色、その他の◯を黄色で塗る作業をしてもらいました
この日は持参してもらっているクーピーで色塗り♪
きっちりと、丁寧に丁寧に塗ってくれます
それはとても良い事なのですが、本当に丁寧に丁寧に丁寧に塗ってくれるのです(^_^;)
細かな作業が苦手な生徒さんですが、その作業の様子を見るだけでも、この子の一生懸命さや(過度な)几帳面さが伝わります
私は
「少し白い所があっても大丈夫よ〜。」と伝えました
すると生徒さんはこんな事を言ってくれました
『うーん…
白い所とかはみ出す所があったら、何て思われるか分からないからなぁ…。
私はそれが嫌だから一生懸命に塗るんです。
だから私はとっても疲れるんです。』
なるほど…
そしてこの子はちゃんと自覚している…
この子はその時の状況において、人が自分に抱くであろう期待感や失望感を過度に感じ取ったり、又は想像してしまうんです
期待に応えたい!失望は与えたくない!と言う思いが強過ぎるから、自分のキャパを越えてでも「出来ないなんて言えない!無理なんて言えない!」と一生懸命頑張ろうとするんです
私はこう伝えました
「先生ね、◯◯ちゃんが一生懸命塗ってくれている事は分かっているよ。
先生には分かるから何とも思わないし、◯◯ちゃんは何にも心配しなくて良いよ。
ちょっと白い所があったりはみ出しても構わないから、ココでは力を抜いて色塗りしてイイよ〜♪」
生徒さんは
「こんな感じでも良いですか?」と少し余白を残して見せました
それは決して意図的な余白ではなくて、偶然生まれた小さな小さな余白です
「大丈夫、大丈夫!」と私が言うと生徒さんは、「力が抜けないなぁ…。」と言いながらも随分とリラックスして色塗りが出来る様になり、「アハハ、何だか楽しくなってきちゃった♪宿題の色塗りプリントも今やりたいなぁ♪」と言ってくれました
生き辛さや困難さを少しずつ自覚し始めている生徒さんだからこそ、これからのフォローは益々大切です
しかし私がその点を過度に意識し過ぎる事も、この子に窮屈さを与えてしまったり、周りの評価が更に気になって頑張り過ぎてしまい、それがこの子の疲れとして身体に表れてしまいます
実は障がい児さんとのリトミックレッスンの中に深呼吸の項目を取り入れた理由は、こちらの生徒さんがキッカケなのです
人は自分をどんな風に思うかな?
笑ったり、呆れられたりしないかな?
常に周りの人や状況にアンテナを張っているので、心身の力が抜けないアンバランスさがあります
ですから、せめてココでは力を抜いても良い事や、その力を抜く為にも「困った・恥ずかしい・こんな事が苦手だ・助けて欲しい・お願いがある。」と言う事を誰かに言っても良いのだ、と言う事を伝えていかなくてはなりません
勿論伝えるには、“伝え方”を教えてあげなくてはいけません
レッスンではその時の生徒さんの気持ちや状況に合わせた“ヘルプの言葉を言う練習”を、実際に生徒さんと共に声に出して練習します
これは本当に大事な練習です
日常生活の中でも、そして音楽レッスンを進めていく中でも必要な事ですから
これは実際のお話ですが、(以前にもご紹介しましたが)眠気からのイライラで、怒りが爆発していた生徒さんが、“言葉の伝え方”の練習を重ねた事で、その旨を私に伝えられる様になり、更にその気持ちをコントロール出来る様に成長しました。
又、お家以外の場所でのおトイレが全く出来なかった生徒さん方が、ヘルプ言葉の練習をきっかけに、お教室のおトイレを使える様になりました♪(これ、本当に大きな課題なんです)
今回の主人公の生徒さんは、自分のモヤモヤを言葉で(それもかなり冷静に)説明出来た事は立派です
だって、これが言えないお子さん方(そして私たち大人も)が物凄く多いのですから
この子に限らず、うちのお教室に来てくれる生徒さん方にとってココがリラックスやリフレッシュの場、相談の出来る場になってくれたら良いな、と思っています
そして今回のエピソードの様に、その経験の積み重ねが先々の音楽レッスンでも活きる事、この子の日々の生活の中でも活きる事をいつも考えてレッスンを行っていきたいと思います♪