玄関の靴箱の上に
見慣れない、四角いものが
乗っていました。

何?この黒いテカテカしたの。

時計のコレクションBOX?
あ、ずっと前に言ってた、
自動巻きのなんとかかんとかだ。
さて、みなさんはこういう状況、
どう感じますか?
私はムショーに腹が立ちました。
このムカムカの原因を考えたところ…
玄関という家族共有のスペースに、
独断で自分の結構デカいものを
買ったことに対して
私は怒っているのだと気づきました。
だってさぁ…

明らかにそぐわない!
古びた感じがとても気に入っている
Rei*さん
の靴箱の上に、
独身男子が大好きそうな、
黒のテカテカ!
どうして私に一言も相談してくれなかったのだろう?
夫が起きて来て早々、
不機嫌モード全開で話しかけます。
私
夫
(スイッチオン。中の台がぐるぐる回り始める)
これは、自動巻きの時計を2つ持つ人の悩みを
解決してくれる、画期的な商品やねん!
ほら、しばらく片方使わへんかったら、
つけようと思ったときに毎回時間合わせな
あかんくて、めっちゃ面倒やし、
それは時計のためにもよくないねんてー!」
私
夫
私
こんなでっかいテカテカの買うの?」
夫
いや、こんなにテカテカしてるとは
写真見て思わんかってん。」
私
夫
違う違う、これは書斎に置こうと思って
買ったんやけど、
昨日の夜はもうみんな寝てたから
がさごそうるさいやん?
だから玄関に置いてみてん。」
私
夫
私
しばらくして、書斎に運ばれていました。

季節で付ける時計は
違うとはいえ、
夫の本心は、
玄関に置きたかったのだと思います。
どう考えてもその方が便利ですもんね。
だから、一度置いてみて
私の反応が悪くなければ
そのまま置いておこうという
軽い気持ちだったのかもしれません。
子どもたちにも
「へん~!」
「でか!」
と酷評をくらった夫は
ちょっとだけかわいそうでした。
そういえば…
元々独身の頃、
夫の部屋はこういう
「ザ・男子」の家具ばかりでした。
メタル
メラミン素材
ピカピカのつるつる
年齢を重ねて、子どもも生まれて
趣味が変わってきた、と
建てた家は落ち着いた
あたたかい雰囲気のものにしましたが…
きっとずいぶん私の趣味に
歩み寄ってくれたんだろうなぁ。
自分で怒っときながら
そんな風に感じました。

