銀行が手数料の高い保険ばかり販売してる!という批判を最近よく耳にします。
保険がすべて悪いのではなく、相続税の負担を軽くすることができるなど、保険ならではのメリットもあります。
相続税って一部のお金持ちが払うものと思ってる人も多いですが、2015年に基礎控除額(この金額を超えたら支払う必要があるという金額)が変更になりました。
変更前は
基礎控除5000万円と
法的相続人(配偶者、子どもなど)1人につき1000万円
でしたが、
現在では
基礎控除3000万円と
1人につき600万円と、かなり縮小されています。
たとえば、夫が亡くなり、妻と子ども1人が相続する場合、4年前までは
5000万円+ (1000万円×2人)= 7000万円までなら、相続税はかかりませんでした。
これが
3000万円+ (600万円×2人)= 4200万円
となるので、今までよりも対象になる人はかなり増えたと思われます。
生命保険の保険金として相続人が受け取った分は、相続人1人あたり500万円の非課税枠があり、この分を差し引いて相続税の計算をすることができます。
先ほどの例では、
1000万円の保険に入っていたら、
4200万円−(500万円×2)= 3200万円を超える部分について税金がかかります。
ただし、税制については見直されることがあるので、今の時点で有効な方法が、相続発生時には役に立たない可能性もあります。
相続税対策以外にも、保険を活用するメリットは他にもあります。
相続が発生すると、原則として銀行預金などは凍結され、すべての相続人が合意して相続手続きが終わるまで引き出せなくなります。
保険は受取人が契約時に決まっているので、受取人が申し出れば簡単に保険金を受け取ることができます。
遺したい人に確実に資産を渡すことができるというのは大きなメリットだと思います。
ただ、外貨建ての場合はそのときの為替によって受け取れる金額が変わってくるので、思わぬ損失が出ることもあります。
為替リスクのない円建ての場合は、今のような低金利では生きてるうちに自分で使いたいとなると換金しにくいということになります。
ただ勧められるまま決めるのではなく、メリットとデメリットをよく考えて選びたいですね。
