映画「終わった人」を観てきました。





会社勤めを続けている人ならいつかは迎える「定年」。

館ひろしさんが演じる主人公は銀行の出世コースを外れ、子会社に出向させられて定年を迎えます。

経済的には恵まれた環境で、家族からは「今までがんばってきたんだからゆっくりしたらいい」と言われても、いきなり行くところもやるべきこともなくなった生活に戸惑います。

思うような出世ができなかったこともあり、もっと自分にできることがあるはず...と焦ったり、落ち込んだり、みっともなくあがきながら、話は進んでいきます。




同じように定年を迎えても、取りまく状況は人それぞれ。

サラリーマンとしては不遇だったり、思いがけない出来事でつらい思いをしたとしても、そこから自分の生き方を見つめなおして新たな居場所を作る人もいます。


誰もがうらやむような成功や名誉を手に入れるためには、たくさんの努力が必要なだけではなく、いろんなことを犠牲にしてひたすらがんばらないと簡単にはできないこと。

でもそれは決してゴールではなく、長い人生のほんの一瞬の出来事にしか過ぎないのかもしれません。



私自身、仕事イコール人生という生き方をしてた頃はほんとに余裕がなかったし、あのままひたすら仕事だけしてたら気がつかなかったことや手に入らなかったことはたくさんあったなと思います。




定年になってから慌てて生きがいや楽しみを探すのではなく、仕事以外の居場所や、自分にとって心地よい人間関係などを作ることで、いつか来る「定年後」に備えることはできます。


定年がない人でも、やりたいことを後回しにしたり、準備ができてからやろうと思ってるうちに、ある日突然人生が終わってしまうかもしれません。





長く続くとしても、思ったよりも短かったとしても、悔いのない人生を送るためには、今何ができるのか?そしてこれから何がしたいのか?をちゃんと考えて自分自身と向き合っていきたい。



最後に今井美樹さんの素敵な主題歌
「あなたはあなたのままでいい」

あなたは生きている 過去より未来より
ずっと大切なこの今を
静かに誇らしく
あなたはあなたのままがいい

を聴きながら、そんなことを思いました。